46 勘違いさせないで ページ46
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「……や……」
胸の先端にグクの指先が触れて思わず声が漏れる。
グクは相変わらずの瞳で私を見下ろしながら、そのまま指先で軽く引っ掻くようにして先端を刺激した。
小さな快感に耐えながらグクの目を見れずにいると、引っ掻くようにして触れていた指先がぎゅっと先端を押しつぶした。
「……ん…っ…」
意図せず漏れる声と息。
恥ずかしさからぎゅっと目を閉じると、グクはそのまま先端を弄る。
JK「ヌナ…」
甘い声に導かれて薄らと目を開けると、グクの濡れた瞳と視線が混じり合う。
ゆっくりとその整った顔が近づいてきて熱い唇が重なり合った。
さっきグクが教えてくれたような激しいキスではなくて、ゆっくりねっとりとしたキス。
胸全体をさするようにして触れたり先端に刺激を与えたりしながら、思わず勘違いしてしまいそうになるほど甘くて濃厚なキスを落とす。
甘すぎる空気に酔って薄らと目を開けてみれば、同じように薄らと目を開けているグクと至近距離で目が合った。
その瞬間カッと身体が熱くなる。
焦ったようにグクの逞しい胸元を押し返せば、案外あっさりと離れた身体。
「…目閉じてよ」
JK「ヌナこそ。ヌナも目開けたから目が合ったんじゃん」
「それはそうだけど!…もう」
JK「なにその、もう。可愛い」
「なにが…訳わかんないよ…」
そう言えば、グクは愛おしそうな笑みを浮かべて、またゆっくりと私にキスを落とす。
しばらくキスを繰り返すと、グクはその唇を私の耳元へと移動させて熱い舌で耳介をなぞる。
それに思わず身体がぴくつき、グクはそれを煽るかのように耳の中へと舌を侵入させた。
くちゅりと水音が鼓膜を震わせて、脳内が焼けるように熱い。
グクは耳を舐めながら、その大きな手で私の腰元を撫でるから余計身体がぞわぞわして。
グクは耳元から離れるとまたキスを落とす。そして腰元を撫でていた手は徐々に上へと上がってきて、さりげなく私のTシャツを捲り上げた。
冷たい空気が素肌を撫でる。
Tシャツを捲り上げられたことに気付いて抗議しようとするけれど、口はグクに塞がれていて言葉を出すことができないし、その分厚い胸元を必死に押し返しても今度はびくともしない。
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ナノカ(プロフ) - ひーちゃんさん» やーんありがとうございます!!ぜひまた続き見てくださったら嬉しいです(*^^*) (2020年8月24日 21時) (レス) id: 59d638975a (このIDを非表示/違反報告)
ナノカ(プロフ) - 紫雫さん» うわんありがとうございます!続き公開したのでよかったらまた最後までお付き合い願います(*^^*) (2020年8月24日 21時) (レス) id: 59d638975a (このIDを非表示/違反報告)
ナノカ(プロフ) - Kumiさん» Kumiさんいつもありがとうございます!焦らされてるグク可哀想で可愛いんですよね…いじめたくなるタイプだな…また最後までぜひお付き合い願います(*^^*) (2020年8月24日 21時) (レス) id: 59d638975a (このIDを非表示/違反報告)
ナノカ(プロフ) - mgnさん» mgnシこんばんは!うれしいたのしい大好き何回見返してもほんとくすくすきて大好きです!!!早くゴムつけっぱジョングクを救ってあげますね…いつもありがとうございます。大好きです。 (2020年8月24日 21時) (レス) id: 59d638975a (このIDを非表示/違反報告)
ナノカ(プロフ) - さらさん» さらさん〜!伝わってよかったです!そうなんですよ…こんな言葉足らずでヌナは色々考えて傷付くにきまってるんですよ( ; ; )ジョングク〜!早く好きっていって!こちらこそありがとうございます。頑張りますね(*^^*) (2020年8月24日 21時) (レス) id: 59d638975a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ナノカ | 作成日時:2020年7月19日 20時