【JK】ヌナが教えて？

42 イケナイ課外教室 ページ42

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JK「なにその自己申告」


「だって…」







グクはおかしそうに小さく笑う。








だって男の子は大きい方が好きじゃん。

私が男でも絶対そう思う。





友達の触り心地が良さそうな大きな胸を見るたびに何度自分の遺伝子を恨んだだろう。




お母さんの胸を見れば分かる。

私が胸がないのは完全にお母さんの遺伝だ。






大きい子は大きい子で「肩こるし大変だよ」とか「服も選ぶし」なんて言うけど私からしたらなんて贅沢な悩みなんだと思う。


もちろん体験したことがないから贅沢な悩みなんていうのは失礼かもしれないけど！でも！私は心底羨ましいのに！









JK「だって？」


「…男の子は大きい方が好きでしょ？」








こっちは胸がないせいで初めての相手とそういう雰囲気になるたびに「あの、私ほんと胸ないから…」なんて自己申告をしなきゃいけないし、ほんと損してる。


別にそういう決まりがあるわけじゃないけどなぜか相手に申し訳なくて、これは私の中でもはやルーティンと化していた。







だからついついいつもの感じでこの台詞が出てしまって。









JK「俺そんなおっきいの好きじゃないよ。これぐらいが可愛くて好き」







そして大体今ジョングクが発したような台詞が返ってくる。


これが本心かどうかはさておき、いつもならこういった類の言葉が返ってくることによって少し心の余裕が生まれる。





それだというのに今日は。








「…グクの嘘つき」


JK「え？」


「グクが前見てたAV、巨乳ものだったじゃん」








何故このタイミングで突っかかってしまうのか。





別にいいじゃん！グクがほんとは巨乳が好きでも。

私があんな言い方したらほんとは巨乳が好きでもそんなこと言えるわけないし、私はそれを分かった上でいつもああやって言ってるのに。






なのにグクが相手だと心がモヤモヤしてしまう。









JK「…AVっていつの話してる？」


「グクが高校生の時。本棚の奥に『爆乳！イケナイ課外教室』ってやつ隠してたの私知ってるからね」


JK「…いや！めっちゃ前じゃん！いつの話してるのかと思ったわ。しかもあれ友達が置いていったやつだから」


「でもグクも見たんでしょ？」


JK「…まあ、見たのは見たけど」


「ほら！」






なにが「ほら！」なのか。私はグクの秘密を知ってるぞ、って気持ちでああやって言ったのにグクが全然動じなかったから悔しかったのかもしれない。







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