38 少女漫画の主人公 ページ38
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あの日。
初めてグクとそういうこと…と言ってもキスしかしてないんだけど！
まあ、そういうことをした日以降。
私たちは会えば必ずキスをするようになった。
グクは「次はもっと心の準備進めといてね」なんて言いながら、いつまでもキス以上に進めない私を根気強く待ってくれた。
ほんと初めてでもなんでもないのにそれが好きな人だと思うとありえないぐらい心臓がバクバクして。
そしてやっぱり幼馴染みって関係が壊れてしまう気がしてなかなかその先に進めなくて。
けれどここまで根気強く待ってくれたグクもどうやら限界だったみたいだ。
JK「ねえ、まだダメなの？俺結構待ったと思うんだけど」
「いや…あの、まだちょっと…」
JK「もう無理。さすがの俺も我慢できない」
いつもみたいにグクの家で私が作ったご飯を食べて、お風呂に入って、そしてキスをする。
グクはキスをしながら私の様子を伺うようにそっと私の胸に手を添えて、私はそれに「ちょっとまって、それはまだ」ってストップをかけて。
ここまではいつも通りだった。
けれどいつもなら「…分かった」ってめちゃくちゃ我慢してるんだろうなって表情で渋々離れるグクが今日は違った。
JK「…俺もうほんときつい」
「え？」
JK「ヌナも分かってるでしょ？めちゃくちゃ我慢してるの」
切なそうな表情でそう言われて思わず黙り込む。
そりゃもちろん分かっていた。
だってグクはキスだけでいつもそのズボンの中のそれを硬くしていて。けれど私はそれを嬉しいと思いつつも気付かないフリを続けてきた。
JK「心の準備ってそんな時間かかるもん？」
「かかるよ…」
JK「なんで？」
「そんなのこのまま挑んだら心臓がバクバクして死んじゃうからに決まってるでしょ！」
JK「…いいじゃん。もっと俺にドキドキしてよ」
グクの切なそうな顔に嬉しそうな笑みが滲み、少女漫画のようなセリフが耳に入る。
「俺にドキドキしてよ」とかそこら辺の男が言ったら何言ってんだって感じだけど、この子は顔が少女漫画の主人公だからその台詞もあまりにもキマってて。
「と、とにかくまだ無理」
JK「じゃあいつならいいの？」
「…分かんないよ」
分かんないものは分かんないからそう言うと。
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ナノカ(プロフ) - ひーちゃんさん» やーんありがとうございます！！ぜひまた続き見てくださったら嬉しいです(*^^*) (2020年8月24日 21時) (
レス) id: 59d638975a (このIDを非表示/違反報告)
ナノカ(プロフ) - 紫雫さん» うわんありがとうございます！続き公開したのでよかったらまた最後までお付き合い願います(*^^*) (2020年8月24日 21時) (レス) id: 59d638975a (このIDを非表示/違反報告)
ナノカ(プロフ) - Kumiさん» Kumiさんいつもありがとうございます！焦らされてるグク可哀想で可愛いんですよね…いじめたくなるタイプだな…また最後までぜひお付き合い願います(*^^*) (2020年8月24日 21時) (レス) id: 59d638975a (このIDを非表示/違反報告)
ナノカ(プロフ) - mgnさん» mgnシこんばんは！うれしいたのしい大好き何回見返してもほんとくすくすきて大好きです！！！早くゴムつけっぱジョングクを救ってあげますね…いつもありがとうございます。大好きです。 (2020年8月24日 21時) (レス) id: 59d638975a (このIDを非表示/違反報告)
ナノカ(プロフ) - さらさん» さらさん〜！伝わってよかったです！そうなんですよ…こんな言葉足らずでヌナは色々考えて傷付くにきまってるんですよ（ ; ; ）ジョングク〜！早く好きっていって！こちらこそありがとうございます。頑張りますね(*^^*) (2020年8月24日 21時) (レス) id: 59d638975a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ナノカ
| 作成日時：2020年7月19日 20時
