【JK】ヌナが教えて？

35 深夜のストーリー　【JM】 ページ35

【JM side】








寝る前に最後にインスタを巡回しようとアプリを開いた。








……げ。






画面を開いた途端にストーリー欄のトップに君臨している幼馴染みのアイコンが目に入る。


そのアイコンはあろうことか緑の縁に囲まれていた。









勘弁してよ…

僕明日も休日出勤なんだよ。







見てしまったら最後。

親しい友達に僕しか追加していないらしいあいつ。






そのストーリーが病みストーリーなのかポエムなのかGCFなのかは分からないが、ろくなものじゃないことだけは分かっている。








どうか病みストーリーではありませんように…

神様どうか明日の仕事のためにも眠らせてください。







そう祈りながら恐る恐るあいつのアイコンをタップした。









…げ！あいつ3つも更新してやがる！







ストーリーは3つ投稿されていて、最初のストーリーは再生している音楽のスクショだった。







『I Love You 3000 II』という曲。



今聴いているんだろうか？







僕は聴いたことないその曲。

曲のスクショ一つで何を深読みしてるんだと思われるかもしれないが、これを親しい友達の方であげる意味を考える。







そして導かれる答えは一つ。

あいつのことを想ってこの曲を聴いている以外のなにものでもないだろう。








…まあこいつは音楽の趣味がいいし歌詞も気になるから後で調べよう。









そう思いながら画面の右端をタップして次のストーリーへと進む。









……は？…え？







割としっかり驚いた。







そこにはAの寝顔の写真。

暗闇の中でぼんやりとしか写ってないが、これは絶対にAだ。








…え？どういうこと？







リアルタイムなのだろうか。


いや、まああいつはよくジョングクの家に飯を作りに行ってるし、そのまま寝ちゃって泊まっていたとしてもおかしくはないけど。








けどそれをこいつがストーリーにあげる意味を深読みする。







．







なんとなく状況が飲み込めない中で次のストーリーへと進む。









なっが！いやいやいや長すぎるだろ！





最後のストーリーは、綺麗な夕方の海の写真に死ぬほど小さな文字がこれ以上ないぐらい長くつらつらと綴られていた。








普段も恐る恐る絶対読むけど今日は特にその内容が気になった。


画面を押してストーリーを止めてその死ぬほど長い文章を読み進める。








．

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