19 心臓に悪いんだって！ ページ19
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ぼんやりそれを眺めていると。
JK「…よし。ヌナ、ここ」
グクはソファに腰を下ろして、その下に座れというようにぽんぽんとカーペットを叩いた。
「え？」
JK「おいで。乾かしてあげる」
突然のそんな申し出に私が固まっていると。
JK「ヌナ！3秒以内！3、2、」
グクがカウントダウンを始めた。
全く焦る必要はないのだけど、なぜか焦ってしまって急いでグクの足の間に腰を下ろす。
するとグクは満足そうに笑って私の髪に手を通した。
JK「じゃあ乾かしていきますね〜」
「なにそれ」
JK「美容師さんごっこ」
鼻歌を歌いながら優しく私の髪に風を通していくグクに、私の心臓はぎゅうと締め付けられた。
丁寧に丁寧に髪を乾かしてくれるグク。
髪の毛は性感帯の一つだって前に聞いたことがあったけど、本当にそうなのかもしれないなとか思う。
だって今グクが私の髪に手を通すたびに私はなんだか腰元がぞわぞわするような、そんな妙な感覚に陥る。
「あの…だいたい乾いたらもういいよ」
JK「ん？ダメだって、髪痛むよ」
「でももうだいぶ乾いたし…」
JK「もうちょっとだから」
私の言葉は無視してグクは相変わらず髪に風を通す。
JK「よし！乾いた」
少ししてグクはドライヤー切って、ようやく解放されるんだって安心した。
なのに。
ドライヤーを切ってからもグクはその場から動くことなく私の髪に指を絡める。無言のまま私の長い髪に指を通しては、はらりと髪の毛を落とす。
私はそれに今までないぐらいドキドキして何も言えなくて。
グクは少しの間それを繰り返すと、最後に私の頭を一度撫でてからようやく私を解放した。
JK「…よし。俺もお風呂入ってこよ」
「……うん、行ってらっしゃい」
JK「ヌナ覗きに来ないでね」
「は？！行くわけないでしょ！」
私が食い気味で返事をすると、グクはくくっと笑いながらお風呂場へと消えていった。
…なんかもうほんと心臓に悪い。
なんなの？なんであんな触り方するの？
グクがいなくなってリビングで、さっきのことを思い出して一人でまたドキドキした。
なんか、こう。うまく説明できないけど、グクの触り方はいやらしかった…ような気がする。
今までもグクに頭を撫でられたことなんてたくさんあったけど、今のそれとは全然違った。
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ナノカ(プロフ) - ひーちゃんさん» やーんありがとうございます！！ぜひまた続き見てくださったら嬉しいです(*^^*) (2020年8月24日 21時) (
レス) id: 59d638975a (このIDを非表示/違反報告)
ナノカ(プロフ) - 紫雫さん» うわんありがとうございます！続き公開したのでよかったらまた最後までお付き合い願います(*^^*) (2020年8月24日 21時) (レス) id: 59d638975a (このIDを非表示/違反報告)
ナノカ(プロフ) - Kumiさん» Kumiさんいつもありがとうございます！焦らされてるグク可哀想で可愛いんですよね…いじめたくなるタイプだな…また最後までぜひお付き合い願います(*^^*) (2020年8月24日 21時) (レス) id: 59d638975a (このIDを非表示/違反報告)
ナノカ(プロフ) - mgnさん» mgnシこんばんは！うれしいたのしい大好き何回見返してもほんとくすくすきて大好きです！！！早くゴムつけっぱジョングクを救ってあげますね…いつもありがとうございます。大好きです。 (2020年8月24日 21時) (レス) id: 59d638975a (このIDを非表示/違反報告)
ナノカ(プロフ) - さらさん» さらさん〜！伝わってよかったです！そうなんですよ…こんな言葉足らずでヌナは色々考えて傷付くにきまってるんですよ（ ; ; ）ジョングク〜！早く好きっていって！こちらこそありがとうございます。頑張りますね(*^^*) (2020年8月24日 21時) (レス) id: 59d638975a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ナノカ
| 作成日時：2020年7月19日 20時
