【JK】ヌナが教えて？

15 視姦してしまい猛省 ページ15

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…とまあ、こんなことがありまして。


そして今に至るわけですよ。



　





JK「…で、心の準備そろそろできた？」


「出来てるわけないでしょうが！」






さっきの騒動からたかだか10分そこらしか経ってないのに心の準備なんて整うはずがない。




私は心臓のバクバクとか緊張からくる喉の渇きを抑えるために、さっきからずっとお茶を飲みまくりでお腹はたぽんたぽんだし色々しんどい。









JK「そんなお茶飲んだら途中でトイレ行きたくなるよ」


「分かってるよ…」







もう訳分からん。

なんでこの男はこんな冷静なのか。





仮にも20年来の幼馴染みをこれから抱こうとしてる男には到底思えない。







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あの約束をしてからあっという間にやってきてしまったこの日。






あの後グクと別れてからすぐに連絡が入った。

『善は急げっていうけど、次の日休みの日がいいよね？金曜日の夜は？』






一度あの小指に小指を絡めてしまったものだから、やっぱり無理だとは言えなくて。




だってそんなことを言った暁には、「ヌナは約束破るから信用できない」とかって一生グクにぐちぐちと文句言われる未来は見えている。







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もう何回も来たことのあるグクの一人暮らしのマンションがなぜか知らないものに見えて、仕事終わりでスーツを着ているグクが他人に思える。




仕事終わりに落ち合ってそのまま飲みに行くことはたまにあるけど、やっぱりスーツ姿はまだ見慣れなくて。








かっちりとした紺のスーツに身を包んでいるグクをまじまじと視姦する。







JK「…なに？見過ぎじゃない？」






グクに不審に思われるレベルでは視姦していたらしいことを少し反省した。








…けど、でも！仕方ない！私悪くない！

スーツ姿が好きなのって私だけじゃないよね？！







スーツ姿は本当にずるい。


Yシャツから若干透けて見える肌とかネクタイを緩める姿とか、なんかそんなのってほんとずるいと思う。






それにグクなんて家ではいっつも黒のよれよれのTシャツばっか着てるし、外に出かけるときはさすがによれよれのTシャツは着ないけど色はいっつも黒だし。


なんせ代わり映えがない。







だからスーツ姿がすごい新鮮で、ついつい意識してしまうのは仕方がないと思う。



だから私は絶対に悪くない。







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