yoja48 ページ48
『A〜もうすぐ着くよ〜。』
“ん、分かった、下降りるね。”
「…何、マネヒョン。」
「着くよ〜、だって、甘いなぁ！」
「黙ってくれる？」
すっごく腹が立つけど、バン運転してくれてるし、多目に見てやろう。
全く、こんなことになるとは…。
「だから！オンニ、」
「A〜、ってごめん、お取り込み中だった？」
声をかければ、何やら神妙な顔をしてこちらを向いたAと、
「…ヘミヌナ、どしたの。」
恐ろしい顔をしたこの人。
「えっと、ふたりとも、」
「ルハンさんこの人説得して！」
「ねぇ、ルハンこの子どうにかしてくれない！？」
…おっと？
「オンニがね、私が韓国にいる間は結婚しないって言い出したの！」
「いや、しないとは言ってない！」
「タイミングが合えば、とか誤魔化したでしょ！」
「だって実際忙しいんだもの！」
「私オンニの結婚式出たい！」
「じゃあ日本に帰る直前にやる！」
「あと何ヵ月あると思ってんの！？」
「待った！ストップ！
ふたりとも、ここがどこだか分かってる？」
練習室の目の前。
つまり、廊下。
あ、という顔をして黙ったふたり。
はぁ。全く、似た者同士。
「ほら、取り敢えず場所変わろう。」
空いていた練習室に入る。
「で、何でヘミヌナは結婚しないって？」
「しないとは、」
「何で、渋ってるの？」
「いや、渋ってるっていうか、」
「結婚しても私と今の家で暮らすって言うんだもん！駄目でしょ、それは！」
「って言うから、なら結婚は遅らせようと、」
「ヘミヌナは、Aを一人暮らしさせるのが心配なの？」
「いや、それはそこまで」
「あ、そうなんだ。」
「それより今の家を出ることが心配なの！」
…ん？
「ヘミヌナは、Aが家を移ることが心配なの？」
「そうだけど。」
「ヘミヌナがマネヒョンと結婚して引っ越したあとは、そこでAが暮らせば良いんじゃないの？」
「あたしが今住んでるの、会社の社宅だから。
A名義じゃ住めないの。
だからあたしの名義で借り続けて、Aが住んでも良いんだけどね？」
「一人暮らしには少し高いから、他の家探すって言ってるのにオンニが許してくれない！」
「ペンをなめちゃいけないのよ！
あんた、もう顔知られてるんだから。
ここなら安全だけど、下手にアパートなんか借りたら、」
「じゃあさ、
俺がAと一緒に暮らすよ。」
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蓮美(プロフ) - みのぽんさん» みのぽんさん初めまして。タオペンで、シカペンなんですか…。心中お察しします。寂しいですよね。誕生日のお話は大切にしたくて、特に時間をかけて文章を練りました。ですのでそう言っていただけて本当に幸せです。コメント、本当嬉しいです。ありがとうございました。 (2015年9月20日 22時) (
レス) id: 43c7fd0513 (このIDを非表示/違反報告)
みのぽん(プロフ) - 感動しました。私自身たおペンでジェシカペンです。だから特に二人の誕生日のところは涙が止まりませんでした。二人がこんなことを思ってくれたらいいなという気持ちと小説の中だけでも幸せな二人の姿が見れて本当に嬉しかったです。素敵なお話有難うございました。 (2015年9月20日 18時) (レス) id: 70d0a685f9 (このIDを非表示/違反報告)
蓮美(プロフ) - meruさん» meruさん、コメントありがとうございます！るぅペンの方にそう言っていただけて本当に幸せです。私自身、書いていてとても楽しかったです！本当にありがとうございました！またルハンさんのお話でお会いできることを願って(*´-`*) (2015年9月19日 11時) (レス) id: 43c7fd0513 (このIDを非表示/違反報告)
meru(プロフ) - はじめまして！わたし、このお話、とっても大好きで完結したのがちょっぴりさみしいな…なんて思ったり笑 るぅペンのわたしにとっては最高のストーリーでした。こんなに心があったかくなるお話をありがとうございました！これからも応援してます！ (2015年9月19日 0時) (レス) id: b239d8a1ab (このIDを非表示/違反報告)
蓮美(プロフ) - ゆっきーさん» ゆっきーさん、はじめまして！コメントありがとうございます！お返事が遅くなってしまいすみません(>_<)コメント励みになります！楽しんでいただけるよう、頑張りますね！ (2015年9月6日 1時) (レス) id: 43c7fd0513 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蓮美 | 作成日時：2015年5月20日 23時
