nuna46 ページ46
「ルハン、ここ座りなさい。」
飛行機に乗り込み、ヘミヌナの横に腰を降ろす。
2列前にミンソクが座った。
こっちを気にする心配そうな顔が視界に入り、胸が痛む。
我慢だ。
これもミンソクのためなのだから。
でも。
さっきのやり取りを思い出し、溜息をついた。
「ルハンどうしたんだよ。」
「どうもしない。今日の飛行機はヘミヌナと座るって言っただけ。
それがおかしいか。」
「…何隠してんだよ。」
「隠してねーよ。」
「隠してる。分かる。」
「ごめん、今機嫌悪いんだ。八つ当たりしちゃうから行くわ。」
「おいルハ」
「シウミンさん。」
「なんですか、今ルハンが」
「そのことで、
ルハンさんのことで、お話があります。」
よしよし、計画通り。
少し離れたところに隠れる。
「何ですか、ルハンのことって。」
「飛行機でお話しします。お隣、良いですか。」
「…今日はルハンがいないので、構いません。」
ごめんねミンソク大好きだよ！
「実はですね、ルハンさんの機嫌が悪いのはシウミンさん、あなたが原因なんです。」
前方の会話に全神経を集中させる。
「…俺ですか？」
「シウミンさん、26日お誕生日ですよね？」
「はい。」
「みなさんごめんなさい、シウミンさんに話します！
昨日、シウミンさんのお誕生日のサプライズパーティーの相談に呼ばれたんです。」
「…それ、言って良いんですか？」
「ルハン、見過ぎ。シウミンにばれ」
「ヌナ黙って。」
「…ルハンさんのためですので。
実は26日にkだけ仕事が入ってしまい、27日にしかお祝いが出来ないんですけど、ルハンさんはそれが不服で。
仕事の調整がつかないか私に相談してきたんです。」
まあ、私にはどうにもできなかったんですけど。
そう言ってコーヒーを口に含んだ。
絶対緊張で口乾いてるぞ。
「結局、誕生日当日のサプライズができなくなりご機嫌斜めなんです。
本当に申し訳ないんですけど、ルハンさんにフォロー入れてもらえませんか？
パーティーのことは知らないふりをしていただいて。」
「分かりました。
それとなく、誕生日のお祝いは当日にこだわらないと伝えてみます。」
「ありがとうございます、本当にすみません。」
「いえいえ。これぐらい大丈夫です。」
ミンソク、その“すみません”は違うことに対してなんだよ。
ごめんねミンソク、君に嘘をついています。
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蓮美(プロフ) - まなさん» まなさんこんばんは。コメントありがとうございます！以前も読んでくださったなんて…！そして調べてくださったんですね…申し訳ないです。良かったらこの先もお付き合いくださいね！ (2016年8月7日 21時) (
レス) id: 375f1ad691 (このIDを非表示/違反報告)
まな(プロフ) - 以前も読んでいたのですがこの前調べてなくてとても残念だったのですがまた読むことができて本当に幸せです！！ (2016年8月5日 23時) (レス) id: e2db1ec14d (このIDを非表示/違反報告)
蓮美(プロフ) - とあさん» とあさん初めまして！わわ、以前も読んでくださったんですね！ありがとうございます。2と3ではもっとにやにやしていただけますように！コメントありがとうございました。笑 (2016年7月27日 19時) (レス) id: 375f1ad691 (このIDを非表示/違反報告)
蓮美(プロフ) - ちかこさん» ちかこさん初めまして！感情移入してくださっただなんて…！嬉しいコメントありがとうございます。良かったら2と3もお付き合いください！ (2016年7月27日 19時) (レス) id: 375f1ad691 (このIDを非表示/違反報告)
蓮美(プロフ) - つかにょるさん» つかにょるさん初めまして！コメントありがとうございます。楽しんでいただけるように頑張りますね！是非お付き合いくださいね。 (2016年7月27日 19時) (レス) id: 375f1ad691 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蓮美 | 作成日時：2015年3月1日 23時
