nuna37 ページ37
「…大丈夫そうだね。」
肩をぽん、と叩いて去っていったミンソク。
「ごめんね、A！
あたしの代わりに確認させちゃって！」
大きな声でそう言ったヘミヌナ。
「…いえ。
仕事ですから。」
あの子は、すごい。
「レイさん良いですね！
ちょっと目線こっちに下さい！」
多分、あの子のことを一番警戒していたのは、
イーシンだ。
いつでもにこにこしていて、誰に対しても優しいのは、本音を隠しているから。
悩みを打ち明けるのが下手で、何でもすぐ抱え込む。
誰かに頼ることが苦手で、人との間に壁を作ってしまう。
でもあの子は。
それを壊すのでも、叩くのでもなく。
ただその壁に背中を当てて寄り添い、語りかけたんだ。
壁は、自然に溶けた。
本当にすごい子だ。
愛されている。
そして、守られている。
今だって。
ヘミヌナはイーシンに近づいたことで、あの子がスタッフに目をつけられることを心配した。
そして、自分の指示で動いたことにした。
イーシンに近づいたのは、あの子の意志じゃない。
“仕事”だから、仕方がなかったんだ。
あの子は、周りの人間に助けたいと思わせる。
周りをよく見ていて、常に誰かのために動いている。
あの子が“仕事ですから”って言ったのは、ヘミヌナの優しさに応えるため。
本当は仕事だから、とか考えていない。
目の前に困っている人がいる。
それを助けるのに、理由なんか無い。
あの子はきっとそう思っている。
そういう子だ。
「レイさんオッケーです！
ありがとうございました！」
だから、力になりたいと思うんだ。
「次、ルハンさんお願いします！」
すれ違ったイーシンの表情は、柔らかかった。
「ルハンさん始めます！」
「お願いします。」
あそこに、あの子がいる。
今回のコンセプトは“恋人への感謝”
…恋人じゃ、ないけどね。
イーシンの心を溶かしてくれて、
exoと一緒にいてくれて、
ありがとう。
君を、守るから。
exoの、
俺の、
そばにいて。
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蓮美(プロフ) - まなさん» まなさんこんばんは。コメントありがとうございます！以前も読んでくださったなんて…！そして調べてくださったんですね…申し訳ないです。良かったらこの先もお付き合いくださいね！ (2016年8月7日 21時) (
レス) id: 375f1ad691 (このIDを非表示/違反報告)
まな(プロフ) - 以前も読んでいたのですがこの前調べてなくてとても残念だったのですがまた読むことができて本当に幸せです！！ (2016年8月5日 23時) (レス) id: e2db1ec14d (このIDを非表示/違反報告)
蓮美(プロフ) - とあさん» とあさん初めまして！わわ、以前も読んでくださったんですね！ありがとうございます。2と3ではもっとにやにやしていただけますように！コメントありがとうございました。笑 (2016年7月27日 19時) (レス) id: 375f1ad691 (このIDを非表示/違反報告)
蓮美(プロフ) - ちかこさん» ちかこさん初めまして！感情移入してくださっただなんて…！嬉しいコメントありがとうございます。良かったら2と3もお付き合いください！ (2016年7月27日 19時) (レス) id: 375f1ad691 (このIDを非表示/違反報告)
蓮美(プロフ) - つかにょるさん» つかにょるさん初めまして！コメントありがとうございます。楽しんでいただけるように頑張りますね！是非お付き合いくださいね。 (2016年7月27日 19時) (レス) id: 375f1ad691 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蓮美 | 作成日時：2015年3月1日 23時
