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143.愛しい眼差し(DH) -ちづ- ページ46

(DH)

EH「…なー、見に行く?」

ソンミンとヌナを探しに行ったリョウクとユニが帰って来ない…どころか、
みんな帰って来ない。

DH「…見たいような、見たくないような…」

EH「いこ。」

これはもう、帰って来ないメンバーは100%、Aとソンミンを冷やかしに行ったのだと思って間違いない。

ヒョクと一緒に衣裳部屋へ向かうと…、
やっぱり。

ドアの前に群れるメンバーたち、と、ユニとジホ。

EH(…今どんな感じ?)

YS「…。」

ヒョクは話しかける相手を間違えたと思うけど、
僕らに気付いたのがイェソンだけだったんだから、仕方ない。







SM「Aが全然足りない。」

「…またそんなこと言って。」


諌めるように言う、そんな言葉だけれど…
ドアの隙間から漏れ聞こえるAの声は、聞いたこともないような、甘い声。


SM「ほんとだよ、不足しまくり。…わかるでしょ?」


甘く低く響くソンミンの声も、
やっぱり普段とは少し違って。


「…わかるけど。…ダメ。」

SM「…A?」



どきり。


ただ名前を呼んだ、それだけなのに。


僕でもどきっとするんだから、
Aは相当どきどきどっきん、に違いない。


「…。」


え、
え、

何この沈黙、
何。


ドアの最前列に陣取ったヒチョルがにやっと笑う。


ぐいぐい、
どうしても気になって前へ進むと、


KH(ちょ、)

ジホ(おっと、)

ユニ(きゃ、)

RW(危ない!!)


ぐいぐい押されてはみ出そうになったユニを支えるリョウクが小さい声で僕に怒る。


DH(ごめん、)

HC(お。いい感じ♪)


!!!


ちらり。


ドアの隙間から見えた、
男らしくAを抱き寄せるソンミン、と。

頬を染めて、
その腕に甘える、A。


そのまま、二人の唇が、近づいて…、


「…はい、ストップ。」

SM「えぇ?」

「…ほんとは甘えたい、けど…」


言いながらソンミンの頬にちゅ、とキスをして。


「ユニ!!」

ユニ「はいぃっっ!」

ばばっ。
ユニが慌てて立ち上がったから、

絶妙なバランスで覗いてた全員が、バラバラと崩れて。


ぱたん、


あっけなく、ドアが開いた。



SM「…何なの、もぅ…。」


ぽかんとした表情でソンミンが口を開くと、
顔を真っ赤にしたAが、


「はい、皆さん、戻りますよ。」


といつもの口調に戻って。


それでも名残惜しそうに、
ソンミンの腕のあたりにふわりと触れたその手を、


愛しそうに見つめたソンミンを見た。

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舞桜(プロフ) - 素敵な作品に出会えた事が嬉しいです。これからも書き続けてください。 (2015年11月29日 13時) (レス) id: 03ef754c9c (このIDを非表示/違反報告)
井上よじゃ(プロフ) - 全然気づかず…恐ろしくお返事が遅くなりまして申し訳ありません!!(土下座)いたわりのお言葉ありがとうございます!今回の連載はいい思い出になりました♪共同執筆はなかなか難しいですが、気分はいつも2人で一つ、でこれからも頑張ります♪ありがとうございます! (2014年11月29日 23時) (レス) id: cae000c27e (このIDを非表示/違反報告)
ちづ(プロフ) - あかねさん» こんにちは、ありがとうございます♪完結まで・・待ちたい・・(汗)すみません〜、私のせいでずいぶんお待たせしましたね(><)呆れず読みに来てくださって本当にありがとうございます!最近は企画する時間もなくて・・申し訳ない(汗)当面、自分の連載がんばりますww (2014年6月22日 9時) (レス) id: dd0328dcfc (このIDを非表示/違反報告)
あかね(プロフ) - お二人の単独作品も大好きですが、新たな企画ものをこっそり期待しています。いつも素敵な作品をありがとうございます(^^) (2014年6月18日 22時) (レス) id: c6e7bfcddb (このIDを非表示/違反報告)
あかね(プロフ) - 連載お疲れさまでした!お二人のチームプレイは抜群ですね。私は完結まで待って一気読みしたいタイプなので最終章は目次を見ながらワクワクしていました。改めて、もう一度最初から熟読して楽しみます~(^.^) (2014年6月18日 22時) (レス) id: c6e7bfcddb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ちづ・よじゃ | 作者ホームページ:http://aojirushi.net/  
作成日時:2013年2月26日 23時

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