君に花束、恋に迷走(3/10) ページ21
「なぁ、合コン、行くだろ？」
「はぁ？」
読みかけの雑誌から目を上げて、眉をひそめたカンインに、俺は最後の望みを託している。
他のメンバーは、ないだろ。
持ってかれる。
俺の舞台が、荒される。
絶対。
間違いない！
「ジョンジナが、合コンしたいっていうんだ。メンバー集めてやりたいんだけど、お前、行くだろ？」
「なんで行くのが前提の話なんだよ」
「行かないのか？」
「行くかよ、そんなもん」
「お前もか」
「なんだよ」
「お前も、俺の小さな願いを、はぁ、踏みにじるのか。可哀想なジョンジナ。楽しみにしてたのに」
「泣き落としか？！」
「行くだろ？」
「あーっっ！！面倒くせーな！行くよ！行けばいいんだろ？！」
「さすが親友」
「調子がいいんだよ！俺は一銭もださねーぞ！」
「もちろんだ！親友！」
「くっつくなって！暑苦しい」
ジョンジナに指定された店に、しぶしぶ顔のカンインを連れ立っていけば、なんだかこじゃれたな店内に、緊張が高まる。
俺の定義するおしゃれとはまた違う、どこか妖艶さまで感じてしまうのは、期待が見せる幻影だろうか。
それまでふわりふわりと浮いていた思考が、途端に怖気づいて、現実に戻されるようで、居心地の悪さに、顔がこわばった。
「ヒョン、こっちだよ」
「おぉ」
平静を装おうとするほどに、増して行く不自然な動きを、もうそれ以上悟られないようにと、自然と言葉数も減っていき、もう笑顔なんて、とても作れない。
おかしいぞ、アイドルの俺、どうした。
「お待たせしました。遅くなってすみません」
そんな俺とは打って変わって、俺の親友は堂々として、あぁ、そんなひとの良い笑みまで浮かべて、どんどん焦る気持ちが増していく。
倣うように頭だけ下げた俺は、静かに端の席に着座した。
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井上よじゃ(プロフ) - よしみさん» お待たせしましたー！ひょくさん、ご堪能ください！ (2012年10月9日 16時) (
レス) id: de950f8c67 (このIDを非表示/違反報告)
よしみ(プロフ) - 井上よじゃさん» きゃー(//∀//)！！ 本当ですか？！ 楽しみすぎて眠れないっ(*´Д｀*) 待ってます^^☆ (2012年10月9日 0時) (携帯から) (レス) id: a091a96abc (このIDを非表示/違反報告)
井上よじゃ(プロフ) - よしみさん» ふふ、間もなく（多分明日）出ます。ちづさんとはだいぶ雰囲気違うヒョクチェさんのため不安がいっぱいです（苦笑） (2012年10月8日 23時) (レス) id: a8bd2dc9eb (このIDを非表示/違反報告)
井上よじゃ(プロフ) - ひかり♪さん» みんくんに手の平でゴロンゴロンと転がされたいですｗ楽しんでいただけて私も嬉しいです！にゃあｗ (2012年10月8日 23時) (レス) id: a8bd2dc9eb (このIDを非表示/違反報告)
ちづ(プロフ) - よしみさん» ウニョクの長編・・絶対無理です・・(汗)兄さん、ヒニム、ウニョクは短編でも敬遠したい感じなのに・・(汗)でもおさかなのヒョクちゃんは私もお気に入りで、そう言っていただけてほんとにうれしいです＾＾ありがとうございます♪ (2012年10月8日 23時) (レス) id: dd0328dcfc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちづ・よじゃ
| 作成日時：2012年9月12日 16時
