君に花束、恋に迷走(1/10) ページ19
「俺には、女が、足りないんだ」
「は？ヒョン何言ってんの？」
「ジョンジナ、俺には女っ気が足りなさすぎると、思うだろ？」
「それって、やりたいってこと？」
「お前！バカ！そんな！なにを！あからさまな！！」
「動揺しすぎだよ、ヒョン。溜まってるの？」
「ちがーう！俺はもっと純粋な、愛とか、恋とか、そういう話だ」
「そうなの、へぇ」
「……って、話、終わりか？」
「何？探せばいいじゃん、彼女になってくれる人。ヒョンの周りにいっぱいいるでしょ？」
「いっぱい、いるさ、もちろん。そりゃお前、俺だって芸能人だから。集まってくる女なんて山のように…」
「じゃあ、それでいいでしょ？僕、これからデートで準備、忙しいんだよ」
「デート？！お前、こないだ別れたって言ってただろ？」
「違う子だよ、もうヒョン、いいでしょ。あ、ねー。ヒョンの靴貸して？」
「あぁ、いいさ。これ高かったんだ。ブランドもんだぞ」
「そう、ありがとう。じゃ、行ってくるね」
「おぉ、行ってらっしゃ…いや！待て！話が終わってないだろ！！」
「ちょっと、痛いよ、腕。なんで？ヒョンの周りにいっぱいいる女の子から、彼女探すんでしょ？いいでしょ？それで答え出たじゃん」
「それが出来たら女が足りなくなんて、ならないだろ？」
「じゃーどうするの」
「それをお前に聞いてるんじゃないか！」
「えー、んー、じゃあ合コンとか？する？」
「合コンなんて、だめだろ。そんなんじゃ純粋な、愛とか、恋とか」
「そんなこと言ってるから彼女出来ないんだよ。でも合コンするなら、僕の評判にも関わるから、ヒョンがただやりたいだけなら紹介したくないんだけど」
「それはない。断じてない。ほら、ヒョンの目をみろ。本気の目だ」
「わかったよ、わかったからそんなに近づかないで。じゃあ、相手探してみるから。ヒョンもせっかくだから誰か誘ってきてよ」
「わかった。まかせろ！」
「なに、結局乗り気なんじゃん、合コン…」
「何か言ったか？」
「ううん、じゃ、いってきまーす」
「デート、楽しめよー！」
「はぁ、ほんと、気分屋…」
ジョンジナの溜め息など気付かない俺は、鼻歌気分で宿舎に帰還した。
ラッキーアイテム
革ベルト
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 437人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「K-POP」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
井上よじゃ(プロフ) - よしみさん» お待たせしましたー！ひょくさん、ご堪能ください！ (2012年10月9日 16時) (
レス) id: de950f8c67 (このIDを非表示/違反報告)
よしみ(プロフ) - 井上よじゃさん» きゃー(//∀//)！！ 本当ですか？！ 楽しみすぎて眠れないっ(*´Д｀*) 待ってます^^☆ (2012年10月9日 0時) (携帯から) (レス) id: a091a96abc (このIDを非表示/違反報告)
井上よじゃ(プロフ) - よしみさん» ふふ、間もなく（多分明日）出ます。ちづさんとはだいぶ雰囲気違うヒョクチェさんのため不安がいっぱいです（苦笑） (2012年10月8日 23時) (レス) id: a8bd2dc9eb (このIDを非表示/違反報告)
井上よじゃ(プロフ) - ひかり♪さん» みんくんに手の平でゴロンゴロンと転がされたいですｗ楽しんでいただけて私も嬉しいです！にゃあｗ (2012年10月8日 23時) (レス) id: a8bd2dc9eb (このIDを非表示/違反報告)
ちづ(プロフ) - よしみさん» ウニョクの長編・・絶対無理です・・(汗)兄さん、ヒニム、ウニョクは短編でも敬遠したい感じなのに・・(汗)でもおさかなのヒョクちゃんは私もお気に入りで、そう言っていただけてほんとにうれしいです＾＾ありがとうございます♪ (2012年10月8日 23時) (レス) id: dd0328dcfc (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ちづ・よじゃ
| 作成日時：2012年9月12日 16時
