あの一瞬が４ (ページ8)

今日:3 hit、昨日:0 hit、合計:18,448 hit

短 yg × 体調不良① ページ8

仕事を終え、最寄駅からの帰り道、腕時計の針が
てっぺんを少し過ぎたのを確認する。

今日もこの時間。最近はずっと残業。

今頃彼は

何をしているだろうか。

会いたい…な。すごく。

そう思ってるけど、今は彼にとってとても大事な時期。カムバック間近だ。

彼の活動の邪魔になりたく無いし、

年上なのにこれくらいで弱ってるなんて
恥ずかしくって…

いつも私の余計なプライドが邪魔をする。

連絡もここ1週間ほとんど無いから、きっとかなり忙しいのだろう。

もう少しで家に着くってところで、携帯が通知を知らせた。

通知を見ると、ユギョムから。
久々の連絡に胸が高鳴る

→(yg) ヌナんとこああああれああ…

……

通知だけで見える限界がこれで、、

アプリを起動させると、「ヌナのとこ」以降よくわからない文。
また何か送られてきたと思えば、茶色いクマがボールに乗っているスタンプを送ってきた。

A お疲れ様。練習終わった？ 12:10 既読

A どうしたの？ 12:10 既読

ー既読になるも応答なし。
誤字だろうか、彼らしくない文。
絵文字は使っても、スタンプを使う方ではない。

なんて考えていると、

(yg) (スタンプ) 12:10

ー…？

(yg) (スタンプ) 12:10

(yg) (スタンプ) 12:10

(yg) (スタンプ) 12:10

(yg) (スタンプ) 12:10

(yg) (スタンプ) 12:10

(yg) (スタンプ) 12:10

(yg) (スタンプ) 12:10

ー何！？

居てもたってもいられず、電話機能を使う。

なんと彼はたったの2コールで出た。

A 「ゆぎょま？どうしたの？

大量にスタンプなんか送ってきて…」

応答はない。

A 「…ちょっと…？ゆぎょまー？」

小さな声で何か言ってるがよく聞こえない
携帯の音量ボタンをあげて耳に当て直すと

yg「 ………る、い、、、」

A 「ん？なあに？」

yg 「ぬな、、…きもぢ… わる…い、、」