あの一瞬が (ページ21)

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ナナページ21

キャンパスを走り抜け、ギリギリで教室へ…

A 「ま、間に合った…」

マークさんのおかげだ… 泣

一息ついてると、

講義の先生がチラッと睨んできた。
私はそそくさと席に向かう。

ナナ「おはよ。どうしたの？

ギリギリだったじゃない。寝坊？笑」

と、ナナが私の隣の席に着く。

A 「あ、ナナ。おはよう～

寝坊じゃないよー！！

…ちょっと朝から色々あったの泣」

この子は、友達のナナ。
大学で出来た初めての友達だ。
日本人と韓国人のハーフで、すごく美人。

今日も、腰まであるストレートの綺麗な髪がツヤツヤしている。

ナナとは入学式の時の席が隣で、

偶然、とっている講義が同じだったり…と、
意気投合してとても仲良くなった。

それから、彼女のサバサバした性格が私と合うみたい笑

まだ入学して１週間程しか経っていないけど、

私はナナが大好きだな～。

聞くところによると、ナナのママさんが日本人で、パパさんが韓国人らしい。

ナナ「なにそれ？笑

まあ、整理できたら教えて？笑」

なんて話をしてると、先生の

始めるぞー、の声で授業が始まった。