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手を引いて - mark side - ページ16

?「 ずっと持っててすみませんでした…

これ… 」

と彼女が指輪を渡してくれた。

あ、そう言えば…あの時、この子事務所に向かって手を上げて、、何してたんだろ?

mark 「 ありがとう。

あのさ、、さっき何やってたの?笑

なんか手上げて… 」

お礼を言ってから彼女に聞くと、

あっ、

と彼女が説明しようとした瞬間、
また何か焦り始めてしまった。


どうやら大学に行く途中だったらしい。
この子、大学生なのか。

何時から? と俺が聞くと、


? 「 9時20分からなんですっ!!

すみません、説明する暇なくてっっ

指輪本当にすみませんでした!! 」

と、また俺にペコペコ…
そんな、、全然いいのに。

それよりも、俺が引き止めちゃったから、大学遅れそうになってるのか…
むしろこっちが申し訳ない。

そう思っていると


?「 あ、マークさん!!!!!

…応援してます!」

と、彼女は子どもっぽく笑った。


その笑顔に、俺は少し胸が苦しいような、締め付けられるような感じがした。


彼女が大通りの方向に体を向けようとした瞬間、


俺はいつのまにか彼女の手を掴んでいた。



そして咄嗟に頭に浮かんだことを口にした。


mark 「 大学どこ? …送るよ。」






俺たちのマネヒョンは心配性で…
あまりファンに深入りするな、とか、
変装しろよ、とか、、、

でも、この子ファンじゃなさそうだし…

それに、この子は多分ヒョンが心配しているようなことないと思う。

そう思い、彼女を車で送ることにした。

宿舎もここから近いという事を彼女に伝えたら、またあわあわしてたけど。笑


でも、車の方が絶対早いし…



なりより、

もう少し彼女と一緒にいたい…

なぜだかそう思っていた。

俺は戸惑っている彼女の手を引いて、宿舎に走り出した。

9時05分 - mark side -→←素直に伝える - mark side -



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作者名:のりまき | 作成日時:2015年11月18日 22時

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