あの一瞬が (ページ14)

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９時２０分ページ14

A 「え、……９時！？
や、やばい！！！大学！！」

大学行く途中だったんだっ！！！

遅刻しちゃう！！

あああど、どうしよう泣！！

するとマークさんが心配そうに

mark 「え、大学？ …大学生なの？

…授業何時から？」

A 「９時２０分からなんですっ！！

すみません、説明する暇なくてっっ…

指輪本当にすみませんでした！！」

マークさんに早口で伝え頭を下げ、大学まで走ろうと気合いを入れる

あ…
言うの忘れてた、、

A 「あ、マークさん！！！！！

…応援してます！」

そう伝えて大通りに向かおうと、向きを変えようとした瞬間、

パシッ、っとマークさんに手を掴まれた。

mark 「大学どこ？ …送るよ。」

えええ、そんな重ねて申し訳ない！！！！
ダメダメ！！！

またあわあわ…

mark 「実は宿舎すぐ近くなんだ。」

A 「そ、そんな！！！！！
大丈夫です！！！走れば間に合… 」

言い終わる前に手を引かれ、
通りの細い道に入る
ここ道だったの！？って感じで…

すぐに見えてきた大きなマンション、
そしてガレージ

マークさんが建物に入り、どこかの部屋にインターホンを鳴らしている

すると、すぐにエントランスから男の人が出てきて、何かマークさんに言ってから、車庫を開けた

車庫からは見覚えのある黒い大きな車が出てきて、マークさんが乗り込む

すると、

急いで！！早く！！

と、手招きされた。

やっぱり、、、と迷ったが
ここまで来てしまって、断るなんて
それはそれでとても失礼だ…
私も続いて車に乗り込んだ