見とれちゃう ページ13
困ったように微笑んだ彼は私好みの黒いキャップを脱いだ。
彼の髪の毛は綺麗な金髪に染められていた。
目にかかった前髪をよけるため、鬱陶しそうに頭を振った。
キャップを深く被ってたからよく顔が見えなかったけど…
この人…すごく綺麗な顔…
…見とれちゃう…
ん…どこかで見たことある、、、
？ 「 あの…実は、、
ここの事務所の者です…苦笑
GOT 7のマークです。
…指輪…拾ってくれてありがとう。」
GOT…7？ …聞いたことある。
え、ちょ…
あ！！！
こないだの出待ちの、、男の子たちの！！！
道理で〜…
ち、ちょっと待って…さっきからずっと見てたこのポスターの中のうちの１人！？
な、なんで…瞬時に気づかない私っ 泣
すごく失礼なことをっっ！泣
うわあああ…なんか、事務所の人じゃなくて良かったみたいに聞こえる言い方も…泣汗
そ、そういう意味ではなくて〜 泣
と頭はぐちゃぐちゃ…
あわあわしてしまう。
A 「 あ、あの、さっきは、事務所の人じゃなくて良かった、、とかそういう意味では… 泣
わたしなんかが急に事務所に押しかけたら、色々とご迷惑かと…
どうしようかと思っていたんです。
あっ、またペラペラと…
すみません 泣 」
これ以上喋るな！と自分で手で口をふさぐ。
彼はポカーンとしたと思ったら、
ふっ
っと吹き出してケラケラと笑いだした。
mark 「 ふふふっ、大丈夫だよ 笑
あわあわしないで 笑
そんな風に思ってないよ。
本当に…
指輪…ありがとう…
気に入ってた、大事な指輪なんだ。」
少し照れたようにくしゃっとした笑顔で笑いかけられてまた見とれそうになったが、
まだ自分が彼の指輪を持っていることに気づき、慌てて彼に指輪を渡す。
A 「 ずっと持っててすみませんでした…
これ… 」
mark 「 ありがとう。
あのさ、、さっき何やってたの？笑
なんか手上げて… 」
あっ、、それは…
説明しようとしてポスターを指差そうとしたら、手首に付いている腕時計が９時を指していることに気がづいた。
え！？ ９時！？
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作者名：のりまき | 作成日時：2015年11月18日 22時
