32 なんで。 ページ33
としみつside
...おかしい。Aが外に出て行ってから戻ってくる気配が無い。
まさか、何かあったのか？
俺は不安になり、急いで店の外へ向かった。
て「え、としみつー！？」
り「いいんじゃない？ほっとけば笑」
店を出ると、ガラの悪そうな連中に絡まれているAがいた。
さっきまで回っていた酔いが一気に覚め、俺はすぐに止めにかかった。
......................................................
Aside
え、？としみつ...？
？「見てわかんない？この子に道案内してもらうとこなの」
？「関係ねぇやつが首突っ込んでくんなよ」
？「さっさと帰った帰った、俺らはアンタじゃなくてこの子に用があんの」
と「...ざけんな。」
？「はぁ？さっきからアンタなんなの」
？「何？痛い目あいてぇの？」
？「生意気な口聞けなくしてやるよ」
と「そっちこそ人様の彼女に何してんの？」
？「...は？」
と「だから、俺の女に触んなっつってんだよ。」
「っ...！？」
？「アンタ、この子の彼氏？」
と「じゃなかったら何？さっさとその汚ぇ手離せ。」
？「...」
と「いい加減警察呼ぶぞ。」
？「...っわかったよ。居るかこんな女！」
「としみ.....」
あまりの恐怖と安心感で腰が抜けてしまった。
と「だいじょ...えっ」
このままコケるかと思ったが、としみつがしっかりと体を支えてくれた。
「ごめん、腰抜けちゃった」
と「ったく.....人騒がせなやつだな。」
としみつは優しいなぁ...こんな完璧な人が、私なんかの為に.........なんで。
「ごめんごめん。あと.....助けてくれて、ありがとね。」
と「あれくらいどうって事ねぇよ。でも、あのまま俺が来なかったらどうするつもりだったんだよ？」
「いやまさかあんな事になるなんて思ってなかったし...どうしようもなかった。」
と「はぁ...全くお前ってやつは...」
.....なんで私なの？なんで、私なんかに優しくするの？なんで、なんで.......？
わかんない、あなたがわからないよ。私は、私はどうするのが正解？あなたのその優しさに
私はどうやって答えたらいい？教えてよ。私、こんなに優しくされても、どうしたらいいかわかんないよ。
素直に、なりたいのに...なれない自分がもどかしい。苦しくて苦しくて、どうにかなりそう。
ごめんねとしみつ...そして、こんな私を助けてくれてありがとう。私に、少しだけ時間を頂戴。
必ず...答えるから
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ぬん。(プロフ) - ぺぺぺさん» ぺぺぺさん!?こちらこそいつも楽しませてもらっていますぅぅ…！期待に応えられるよう頑張りますね！！ (2022年5月4日 20時) (
レス) id: 2a88956bbe (このIDを非表示/違反報告)
ぺぺぺ(プロフ) - コメント失礼します。はじめまして！いつも楽しく読ませて頂いてます。続編も楽しみにしています！次回作ですが、個人的にはきゅん要素多いものと吸血鬼物語が気になります。大変かと思いますが次回作も期待してます(^ ^) (2022年5月4日 14時) (レス) id: 83a7dfa38f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぬん。 | 作成日時：2022年3月30日 16時
