白鳥沢にはもう一人一年レギュラーがいました 2nd【男主】

Ｎｏ．６７ ページ29

いよいよインターハイ予選が近づいてきた


今日の練習の後にレギュラーメンバーが発表される


登録メンバーは１４人まで
そのうち２人はリベロ枠だから実質選ばれるなら１２人の中


なんとしても選ばれたい



A｢……｣



五色｢(スゲー気が立ってるな、Aの奴)｣



バチィッ！！



川西｢ナイスブロックA｣



A｢はいっ！！｣



｢チッ(一年なんかにレギュラー取られてたまるかよ……)


湯野浜！！｣



｢っっ！！｣




……



…



斉藤｢いい感じに全員気が引き締まってますね、特に三年｣



鷲匠｢ったく、最初っからこれくらいの気迫で練習しろってんだ｣



斉藤｢よろしいのですか？あのメンバーで｣



鷲匠｢ああ、実力もある
センスもある
それ以上に、俺はアイツらの気持ちを買った｣



斉藤｢気持ち……ですか？｣



鷲匠｢まだ一年だからだとか、もう三年だからだとか
そういう甘ったれた考えがない


アイツらは純粋に、勝ちたい、強くなりたいって思っている


その考えが、俺は好きだ｣



斉藤｢(確かに……最初の頃は希望に満ち溢れてた一年も、今では実力の差に諦めかけている所がある


三年も三年で、どこかもうダメだと諦めている子たちもいる……


これは監督が気に入るわけだ)｣



鷲匠｢集合かけろ、メンバーを発表する｣



斉藤｢あっ、はい！


全員集合！！｣




｢｢｢はいっ！！｣｣｣

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