雪解けに花束を3 (ページ22)

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遂にページ22

your side

あの夜、私たちは両思いという形のまま

これまでと変わらない生活を送るという事になり

仕事場でもメンバー間の距離感も

今まで通り送っていた。はずなんだけど

鋭いあの人には何もかも見抜かれていて

深澤「目黒、A収録終わったら事務所戻って来い

って！タッキーからの伝言～」

目黒「了解っす」

A「分かりました」

いやいやいやまさかね？まさかもうバレたなんて

そんな事あるわけない、、よね？

A「あのさ、まさか知られてるなんて事

ないよね？(小声)」

目黒「いや、滝沢くんなら有り得る」

こっちは必死に隠そうと思って小声で喋りかけたのに

その甲斐もなく蓮くんが大きい声で答えるから、

深澤「ん？お前らなんかやらかしたの？」

A「さあ～？心当たりないですよ？ね？」

なんてふっかさんに完全に怪しまれてる。

阿部「目黒とAだよ？やらかすわけないじゃん

きっと何か仕事の話だよ」

阿部ちゃんナイスフォロー！と思いながらも

心当たりしかない私は申し訳ない気持ちで

いっぱいだった。

方や当事者であるはずの隣の男は何が面白いのか

一連の流れをみてずっと笑ってて、

蓮くんも呼ばれてるよね？の意味を込めた

視線を送っても、余裕そうな態度は変わらなかった。