Something to come into the Vision_act６

one more!! ページ43

---荒船side---


バンッ！！


A「あ！当たっ...いや、アウトだ〜！！もー！！o(TヘTo) 」


あれから１４発撃って、やっと的に当たった。

まー、当たったと言ってもかなり外側だからコイツは相当悔しがってるな((ﾌｯ



A「もう一回...」


コイツがもう一度撃とうとしたところで、俺はコイツのイーグレットを取り上げる


A「ちょっ！何するんですか、荒船さん！？」

荒「今日はコレで止めとけ。これ以上撃つと、任務に支障が出るぞ」

A「大丈夫ですよ！私、トリオン多いですから。あと２０発くらい撃ったって全然平気ですよ」

荒「トリオンの問題じゃなくて、お前の身体の方の問題だよ！任務前に疲れを溜めすぎるわけにはいかねーだろ？」

A「でも...せめて、あと一発だけお願いします。返してくださいよ！」


Aは飛び跳ねてイーグレットを取り戻そうとするが、俺の手のところまでまったく届かない


しばらくすると諦めたのか、飛び跳ねるのを止める


荒「どうした？もうやめる気になったか？」

俺が尋ねると

A「いえ...よくよく考えたら私、ライトニングもあるので」


『ライトニング』！？コイツ、訓練では使わねーから忘れてた！！


A「なんでもっと早く気づかなかったんだろう？」

コイツはライトニングを出そうとする


荒「待て！だから任務前にトリオン消費しまくるなって！！」

A「じゃあイーグレット返してくださいよ！」


コイツ...どうしても当てるまで止める気ねーな...((呆


荒「ﾊｧ...仕方ねーな。分かった、返してやるよ」

俺はコイツにイーグレットを返す


荒「ただし...」

A「...？」


コイツは不思議そうに見上げる


荒「今、トリガーを解除してもフラフラじゃなきゃ、あと５発までなら撃ってもいい」

A「...フラフラじゃなければいいんですよね？...わかりました」


コイツはトリガーを解除する


A「ほら荒船さん、全然平気で...うわっ！？」


元気なことを俺にアピールしたかったのか、回ろうとした瞬間コイツの足は縺れた。

俺は咄嗟にコイツを受け止める


荒「ﾊｧ...どこが平気なんだよ？任務前にこんなにも疲れやがって((呆

続きはまた今度だ。とりあえず、任務までまだ時間があるから、しっかり体を休めろ。いいな？」

俺がそう言うと、コイツは無言で頷いてから俺の首元に顔を埋める


本当に悔しかったんだな((ﾌｯ

　

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