俺から見たあの子は ページ38
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WN side
本当は、初めからわかっていたのかもしれない。
｢ごめん、隣いい？席空いてなくて。｣
そう声をかけた彼女は、俺から見てわかるくらいに動揺してたっけ。
俺のバイト先のメロンパンが好きだという彼女は、俺がそこで働いていると話すととても恥ずかしそうにしていて。
素直に嬉しかったと伝えれば、顔を赤く染めて笑う姿が意地らしくて、なんだかとても綺麗に見えたよ。
君が偶然俺がいる時に店に来てくれて、違うと分かってはいるけれど、もしかしたら会いに来てくれたのかなって、そんな期待が胸を締め付けた
もう少し一緒にいたくて、メロンパンがタイミングよく焼きあがったことを理由に君を引き止めたんだ
メロンパン、ガトーショコラ、それからミルクティー。
君の頼んだものは全部が甘いもので、なんだかイメージにピッタリだと思った
WN「あぁ違う違う、単純に気になったの。それに沢山食べる女の子、可愛いと思うよ」
「ぶふっ、」
自分に引いたかと聞かれて、そんなことは無かったから普段俺が言わないようなことを頑張って言ってみた
すると君は耳まで真っ赤に染めて、案外わかりやすい子だなと思ったんだ
WN「なに、もしかして照れた？笑」
「いいえ、断じてそのようなことはありません。」
WN「そこまで言わなくても」
少しだけ、本当に少し、傷ついてしまった俺の心を隠すようにその場を離れたっけなぁ
WN「…なんかさ、Aちゃんって可愛いよね」
「…え？」
メロンパンを食べる君があまりにも可愛くて、そんなことを気づけば口から放っていた
今思えば、相当困惑させてしまったかもしれない
それから沢山、君の話を聞いて、自分の話もした。
俺が自分のことをこんなによく話すなんて、間違いなく君が初めてだったよ
ただ、俺をもっと知って欲しくて、同時に君のことも深くまで知りたかったんだ
でも、本当は居酒屋で飲んだ時からわかってたんだ。
隣に座る君の視線の先は、ずっとジュナだったってこと。
俺がどれだけ君の視線を俺に移そうとしても、結局はジュナの顔色を伺って。
…なんだ。俺なんて最初から、入る隙間もなかったんじゃないか
もし君に会うのがジュナより少し早ければ、俺は君と一緒に笑っていられたのかな。
君との未来を、望んでは行けないのかな
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なじゅん^._.^(プロフ) - みおさん» ありがとうございます（т-т）見てくださって本当に嬉しいです！これからも頑張りますね！ (2月2日 1時) (
レス) id: eab4aac198 (このIDを非表示/違反報告)
みお(プロフ) - 何時もステキな小説を提供してくださり、有り難うございます！続きも楽しみにしていますので、此れからも頑張って下さいね♪ (2月1日 21時) (レス) @page37 id: 800ab7574d (このIDを非表示/違反報告)
レイ(プロフ) - なじゅん^._.^さん» 返信ありがとうございます！わー、そうなんですね！教えてくださりありがとうございます。これからも応援してます！！ (1月11日 12時) (レス) id: dd83a370ce (このIDを非表示/違反報告)
なじゅん^._.^(プロフ) - レイさん» コメントありがとうございます！なんと嬉しいお言葉…！なんですが、作者はSNSに疎くXもインスタも夢垢がないんです…もし作った時には必ず報告させていただきます！亀更新ですが今後もよろしくお願いします（т-т） (1月10日 22時) (レス) id: eab4aac198 (このIDを非表示/違反報告)
レイ(プロフ) - 作者様はTwitter(X)かインスタで夢垢運営されてませんか...？やっていたらフォローしたいので教えてくださると幸いです！ (1月9日 11時) (レス) id: dd83a370ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なじゅん^._.^ | 作成日時：2023年8月15日 23時
