困惑 ページ31
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カフェテリアから出て、人気のない中庭に出た
ここは背の高い木がたくさん立っていて、季節が変わる度に違う姿を見せてくれる
オッパは私の手を引いていて、歩く速度が遅くなったのを感じる
この人はさっき大勢の人の前で有り得ないことを言ったんだ
たくさんの人がいる場所でいうにはあまりにも無責任。
あんなことを言ってしまったらオッパに迷惑がかかってしまう
そんなことを私が望むわけない
「…離して」
JN「……」
何も発さず、それなのにまだ私の手を掴んでいるオッパに戸惑って元々なかった余裕がさらになくなっていく
「離してよ、ねえっ、」
振り払うように離された手の先を見つめて、私と目を合わせようともしない。
「…何であんなこと、言ったの」
JN「それは…、」
やっと口を開いたかと思えば、曖昧なことを言った彼に段々と行き場の無い怒りが湧いてくる
「あんなこと言ったらっ、私がどんな気持ちになるかもわかんないの…！？」
JN「…A」
「私のためにあんなことしてっ、すっごく惨めなの、……オッパにだって迷惑かかっちゃうじゃん！」
JN「聞いて、A俺は、」
「もういい、」
ごめんね。
本当はこんなこと言いたかったわけじゃないのに
本当は、助けてくれてありがとうって、その一言だけ言えればいいのに。
なんでこう、余計な言葉が頭を支配しちゃうんだろう。
ああ、これで2度目。
オッパの前から自分勝手に逃げて、こんなんじゃ私嫌われちゃうんじゃないの？
……もう嫌われてるかもな、
・______________________________
JN side
JN「聞いて、A俺は、」
「もういい、」
そう言って、俺からどんどん離れていくAの背中
追いかけたい。
追いかけて違うんだって、迷惑なんかじゃ無いって。
そう言いたい、なのに。
JN「…はあっ、」
ため息をついて、どこへぶつければいいかも分からない感情のままその場に立ち尽くすことしか出来ない
俺の心がもっと真っ直ぐだったらな。
ねじ曲がった気持ちの中をどんどん迷子になっていく
A、俺も困惑してるんだよ。
正直君があいつに変な噂を流されてるって知った時、本当に手が出てしまいそうな程の怒りがふつふつと湧いてきたんだ
俺、普段は温厚だと思うんだけど。
俺らが4人で大学内を歩いてた時、友達からカフェテリアでAが大変なことになってるって聞いてさ。
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なじゅん^._.^(プロフ) - みおさん» ありがとうございます（т-т）見てくださって本当に嬉しいです！これからも頑張りますね！ (2月2日 1時) (
レス) id: eab4aac198 (このIDを非表示/違反報告)
みお(プロフ) - 何時もステキな小説を提供してくださり、有り難うございます！続きも楽しみにしていますので、此れからも頑張って下さいね♪ (2月1日 21時) (レス) @page37 id: 800ab7574d (このIDを非表示/違反報告)
レイ(プロフ) - なじゅん^._.^さん» 返信ありがとうございます！わー、そうなんですね！教えてくださりありがとうございます。これからも応援してます！！ (1月11日 12時) (レス) id: dd83a370ce (このIDを非表示/違反報告)
なじゅん^._.^(プロフ) - レイさん» コメントありがとうございます！なんと嬉しいお言葉…！なんですが、作者はSNSに疎くXもインスタも夢垢がないんです…もし作った時には必ず報告させていただきます！亀更新ですが今後もよろしくお願いします（т-т） (1月10日 22時) (レス) id: eab4aac198 (このIDを非表示/違反報告)
レイ(プロフ) - 作者様はTwitter(X)かインスタで夢垢運営されてませんか...？やっていたらフォローしたいので教えてくださると幸いです！ (1月9日 11時) (レス) id: dd83a370ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なじゅん^._.^ | 作成日時：2023年8月15日 23時
