初めての場所〈 十七〉 ページ17
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『時は江戸、鳥羽への出陣です
前回の時間遡行軍よりもやや強いようです
ましてや初めて出陣する場所、くれぐれもお気を付けて』
政府からの情報と照らし合わせ、内容を昨日の作戦も兼ねて時間遡行軍について調べを進め殲滅に向かう。
いつもの事だが新しい場所となると主はいつも念入りになる。
声色が不安気に少しばかり震えていたのは気の所為ではない筈だ。
『清光は偵察をしっかり、頼みますよ』
｢わかってるよ、主｣
皆の真剣な表情は俺も見ているだけで更に気が引き締まるようだ。
『三日月、鶴丸は昨日の作戦通り、清光から偵察の結果を受けてなるべく前に出て戦うようにしてください』
ふっと俺の名が出てきて驚いたが出陣の準備は終いな様だ。
｢それでは隊長に従うとするか｣
少し天井を見つつ独り言のように言葉を宙に浮かせた。
『そろそろ時間です、皆さんを過去へとばします。
なにがあっても無事に帰ってきてください
これは主に対して1番果たすべき任務、それを忘れないで』
……………………………………………
｢さぁて、どうしよっかな｣
｢ここから南の方角だったか、主はそこに時間遡行軍の気配があると言っていたな｣
各々周りの雰囲気を伺うように少し構えているようだ。
｢はっはっはっ、あまり気張るでない。
今のうちから体力を使ってどうするつもりだ、
いつも通りの俺達なら無事に任務を果たせるであろう｣
｢三日月、いつからそんなにカッコイイこと言えるようになってんの｣
｢なんだ隊長、お主よりそのかっこいいことを言えるのも歳の所為かもしれんな｣
｢はぁ？俺の方が言ってることカッコイイから！
勘違いすんな！｣
｢あなや、そうだったか｣
隊長とここまでくだらない会話をするとは案外俺も余裕がある、らしい。
｢………おい、あの屋根の上見てみろ｣
鶴丸が低い声で言う。
｢とうとうお出まし？俺偵察行ってくるからみんなちょっと待ってて｣
軽い身のこなしであっという間に見えなくなる。
……俺もうかうかしてられんなぁ
すると加州が帰ってきて、
｢相手は多分鶴翼陣だ、形成的に有利になるには…｣
｢魚鱗陣、だな｣
相手もこちらに気づいたようだ。
｢んじゃ、おっぱじめるぜぇ！｣
隊長のいと声の後、皆も続くように声をあげた。
終わり
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凛瀬@081915.s(プロフ) - うさもも。さん» わわ！レス遅れてしまってごめんなさい！そしてお褒めの言葉ありがとうございます〜！今、物語を頑張って構成してるので更新止まっちゃってて…｡楽しみにしてもらえたら嬉しいです！はい、大丈夫ですよd('∀'*)フォローの時に一言頂ければ有難いです！ (2017年1月4日 19時) (
レス) id: 83bdf25dcb (このIDを非表示/違反報告)
うさもも。(プロフ) - すごく面白いです！題名のセンスがいいですね(*^_^*)続きが気になります！！あと、Twitterフォローしてもよいでしょうか？ (2017年1月2日 19時) (レス) id: 5214d23c05 (このIDを非表示/違反報告)
凛瀬@081915.s(プロフ) - るいさん» コメントありがとうございます！まだまだ謎な感じはしますが、お楽しみに笑 これからもよろしくお願いします(o^∀^o) (2016年8月16日 18時) (レス) id: 83bdf25dcb (このIDを非表示/違反報告)
るい - 面白いです！これからどう話が進むのか気になります…更新頑張ってください！ (2016年8月16日 18時) (レス) id: cebc5cd7ae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：凛瀬 | 作成日時：2016年8月16日 14時
