指振り少女、運任せに生きる

＊10回目 ページ11

『うん？これからもよろしく...?』

もしかして...?

｢僕も合格したよ、イーストン魔法学校｣

『おぉ！！そうなのね！！！』

『じゃあこれからは仲間だね！』

最初は筋トレばっかしてる変人だと思ってたけど
イーストンに合格するなんてやるじゃん！
(上から目線)


｢僕の名前はマッシュ・バーンデッド。君は？｣

あ、まだ名前名乗ってなかった！

『私の名前はA・A！これから一緒に頑張ろうね！』

早くに友達が出来て嬉しいな！！
とりあえずぼっちはなくなったか...?(((


｢お近づきの印にこれどうぞ｣

『シュークリームだ！！ありがとう！』

ちょうど甘いものが食べたかったからありがたいー！

｢！Aちゃんもシュークリーム好きなの？｣

『甘いもの全般好きだよ！固有魔法の影響で糖分
入れないとたまに頭痛くなっちゃうんだ』

｢そうなんだ、シュークリーム欲しくなったら
いつでも言ってね｣

『うん！ありがと！』


まって、倒れていたところを助けてくれた人にシュークリームまで貰っちゃってるじゃん！

流石にそれは申し訳ない！
何かお礼をしなきゃ(使命感)

ふと、マッシュくんの手元に目線が行き着く

『...!?マッシュくんその手』

｢あ、これ？ただのかすり傷だよ｣


かすり傷とは(哲学)
いやいや、かすり傷なんてレベルじゃないよ！
もうなんか手に穴空いてるじゃん！！！


『ちょっと手貸して！！』

懐からスプレーを取り出してマッシュ君の手に吹きかける

｢おぉ｣

『ふっふっふ！凄いだろう！』

あたかも何事も無かったかのように
みるみる傷口は癒えていった

『どうだ！この私が作った すごいキズぐすりは！！』

「ネーミングセンスがひどい」

えー！？分かりやすくていいじゃん！

「凄いね、傷一つなくなっちゃった」

『お役に立ててなにより！こちらこそ助けてくれてありがとう！！』

だいぶ頭も働くようになったし身体も動くようになってきた！


『...そろそろ帰宅しなきゃ』


『マッシュくん！ほんとにありがとね！』

「うん、またねAちゃん」

「また、イーストン魔法学校で会おうね」

『...!!そうだね！またね！！』


マッシュくん、名前忘れないように
しっかり覚えておこう...!

‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐ｷﾘﾄﾘｾﾝ‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‪✂︎‬

『扉開けて外に出たのはいいけどここ、もしかしてマッシュくんの家だった...?』

『うわ、絶対そうじゃんほんとに申し訳ないな』

『次会う時もっとお礼言おう...』

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