第99話 ページ6
「なぜ転生者であることや、ルージュとのことを皆様にお話にならないので？」
『…どうしてそれを？』
「私は悪魔です。相手の魂の形を見ることができるのですよ。」
『なるほどねぇ…ルージュ、ってギィのことだよな。そんな大層な理由はないよ。
転生者のはわざわざ話さなくてもいいかなってだけ。私自身、こっちの世界での生活のほうが長いし。
ギィのことは後から言った方が面白そう、ってだけだ。』
「なるほど。」
『聞いてどうするんだ？』
「いえ、私がA様のことを知りたかっただけですので。」
『…そっか。なんにせよ、今日はお疲れさま。ゆっくり休めよ。』
「お気遣い、感謝致します。」
さて、私も風呂にでも入って休むかな。
そして温泉
他の女子たちも浸かっている。
「やれやれ、流石に今回は疲れたな。」
『ほんと、まさかあんなに時間がかかるとは思わなかった。』
「あのまま俺たちだけで戦ってたら、終わらなかったな。」
『ほんと、助かったよミリム。改めてありがとう。』
「大したことは無いのだ。これくらい当然なのだ。もっと礼を言っていいのだ！
Aとリムルもなかなかのものだったぞ？今なら魔王になると言い出しても私は反対しないのだ！」
「魔王？そんなものになるわけないだろ？」
『何かメリットでもあるの？』
「メリット？」
「ミリムってなんで魔王になったの？」
「うーん…なんでだろう。何か嫌なことがあって、むしゃくしゃしてなった？」
『いや、私らに聞かれても』
「そうだな！よく思い出せん！大昔のことだから忘れたのだ！」
「そっか。」
「そうだ！メリットならあったぞ！」
そう言うとミリムは私とリムルに抱きついてきた。
「魔王になったからこそ、マブダチが出来たのだ！」
『ふふっ、そうだね。』
「にひひっ！
ところでマブダチよ、私は仕事に行ってくる！」
「仕事？」
「今からですか？」
「突然だな、おい。」
「まぁ、これで会えなくなるわけでもないのだ。しばしの別れなのだ！
変身！」
おお、一瞬で服をまとった。
「ほかの魔王たちにも、この地に手出しせぬようにきちんと言い聞かせておくから、安心するといいのだ。」
『今からほかの魔王に会いに行くの？』
「うむ。仕事だからな！」
「騙されないように注意しろ。」
『騙されないようにね。』
「騙されないでくださいね。」
「騙されちゃいけませんよ？」
「騙されないでくださいね！」
「騙されませぬように。」
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pan ame(プロフ) - ギィ心配するっていうか、ギィのドs気質すこwwww (2022年2月9日 22時) (
レス) @page38 id: fd9aef168d (このIDを非表示/違反報告)
ぬこ(プロフ) - ゆずこたつ 様、コメントありがとうございます。そ、そんな、神作だなんて…！こちらこそ、読んでいただけて幸せです！更新頑張りますね！！ (2021年9月26日 0時) (レス) id: 408e3ef2ce (このIDを非表示/違反報告)
ゆずこたつ(プロフ) - ﾋｭｯ、か…神作…！この作品に出会えてとても幸せです！更新頑張ってください！ (2021年9月25日 22時) (レス) id: f9853265aa (このIDを非表示/違反報告)
シオン(プロフ) - ぬこさん» はーい待ってます (2021年9月25日 14時) (レス) id: 1c08a873e8 (このIDを非表示/違反報告)
ぬこ(プロフ) - シオンさん» 分かりました！あまり詳しくは言えないのですが、夢主とギィはワルプルギスにて再会する予定なので、もう少しお待ちください！ (2021年9月25日 14時) (レス) id: 408e3ef2ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぬこ | 作成日時：2021年9月19日 19時
