第98話 ページ5
『いやぁ、昔カリオンの部下をたまたま助ける機会があってね！その時のお礼をされてただけだよ！』
「…ああ。その時に部下から名前を聞いて、いつか礼をと思ってたんだが思わぬところで会ったな。」
ナイスカリオン！話を合わせてくれたみたいだ。
「ふぅん…でも別に奥で2人で話さなくても良かったんじゃないか？」
「俺の部下がかなりドジった件でな。あまり表沙汰にはしたくねぇんで奥で話させてもらった。」
お、お前…カリオン…めちゃめちゃ良い奴だな…！
「なるほどねぇ。ま、Aと仲良くしてくれるなら嬉しいわ。」
「おう。
では、また会おう。A、リムル。」
そう言うとカリオンは転移魔法で帰っていった。
去り際に、
「いつか美味いもん奢れよ。」
と、言われた。
奢ってやるよ！いくらでも！
「さて、と。」
「『終わったな／ね』」
『私たちも帰ろう！』
「「「はい！」」」
その日の夜────
私たちは、勝利の宴を開いていた。
おお、ハクロウの見事なメガロドン三枚おろし！
カイジンやクロベエたちは、カリュブディスの鱗を見てどのように加工するか思案しているようだ。
今日のご馳走はメガロドンたちだ。これがかなり美味しそうで、マグロとかそっちに似た味っぽい。
各々は労いの言葉をかけ、勝利を祝っていた。
『お疲れ様。』
「これはA様！」
『流石の活躍だったな。』
「勿体ないお言葉です。」
『鎌を取りだした時は驚いたよ…死神でも出てきたのかと思った。』
「A様に仇なす者があれば死を与えますよ。」
『うん、その時は殺す前に一言ちょうだいね。』
勝手に殺されちゃかなわんからな。
『…お前はさ、悪魔なんだよね？』
「左様でございます。」
『どうして3種族の秩序の番人が悪魔なんだ？他の種族じゃだめなのか？』
「さぁ…そこは創造者のみぞ知るところですので…。
ただ、悪魔が3種族の中で最も少なく、強く、自我が強いからだと私は思っております。」
『自我が強い？』
「はい。我々は基本、自身の欲求にのみ従いますので。」
『私の言葉に従うのは？』
「私自身に、A様の命に従いたい、という欲求があるからですね。」
『へぇ。』
「私からも1つよろしいでしょうか。」
『うん？なんだ？』
【強欲者をAのスキルにしたのでこの話にマリアベルはでてきません。記載が遅くなり、すみませんでした。
また、悪魔の欲求云々は完全に捏造です。】
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pan ame(プロフ) - ギィ心配するっていうか、ギィのドs気質すこwwww (2022年2月9日 22時) (
レス) @page38 id: fd9aef168d (このIDを非表示/違反報告)
ぬこ(プロフ) - ゆずこたつ 様、コメントありがとうございます。そ、そんな、神作だなんて…！こちらこそ、読んでいただけて幸せです！更新頑張りますね！！ (2021年9月26日 0時) (レス) id: 408e3ef2ce (このIDを非表示/違反報告)
ゆずこたつ(プロフ) - ﾋｭｯ、か…神作…！この作品に出会えてとても幸せです！更新頑張ってください！ (2021年9月25日 22時) (レス) id: f9853265aa (このIDを非表示/違反報告)
シオン(プロフ) - ぬこさん» はーい待ってます (2021年9月25日 14時) (レス) id: 1c08a873e8 (このIDを非表示/違反報告)
ぬこ(プロフ) - シオンさん» 分かりました！あまり詳しくは言えないのですが、夢主とギィはワルプルギスにて再会する予定なので、もう少しお待ちください！ (2021年9月25日 14時) (レス) id: 408e3ef2ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぬこ | 作成日時：2021年9月19日 19時
