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第118話 ページ25

「約束は約束だ。
だが正直に言っておく。
カリオン様がお前を殺せと命じたなら、俺は迷わずお前を殺しに行く。
悪いが、それが俺の中の絶対的なルールなんだ。A様もです。」

「…わかった。肝に銘じとく。」

『ま、その場合私も大人しく殺されてやる気は無いけどな。』


「じゃあ次はAの姉貴だな!」

「『え?』」

「いやぁ、ここまで来たら誰が1番強いか決めたいだろ?」

「いや別に…」

『私も…』

「そう言わずに!な!」

「俺もA様の戦い、見たいです!」

『はぁ…ミュウラン、少しだけ相手をしてもらってもいいか?』

「勝てる気がしないのですが…分かりました。」


よし、やるからには勝とう。
さっきのグルーシスとの戦いを見るにミュウランは大地系統が得意らしい。なら…


「初め!」

「アースロック!」

『うおっ!』


私はミュウランの魔法を避ける。

いきなりか。近接に持ち込みたいけど…この子めちゃめちゃいい動きするな!?
少し本気を出して…


「!?」


よし、取った!


「っ!液状化!」

『わ、』


うわっ、めっちゃいい反応する。私の速さに初見でついてくるとは…でも、


「な、」

『私の勝ち、な。』


私の木刀がミュウランを捉えた。


「なんで動けんだ!?」

「姉貴、何したんだよ!」

『内緒ー。』


「まぁ、いいか!
それよりもヨウム!俺もお前たちの一行に加わるぜ。他の国も見てみたいしな。」

「そりゃあ構わないが…いいのかよ」

「俺は見聞を広めるのが任務だから、好きにさせてもらうさ。」


「今の戦い、実に見事だったっす。」


おいゴブタ、良い顔で何言ってんだお前。


「自分は確信したっす。姉さんの魔法があれば、あのジジイも倒せる、と。」

『まーた、命知らずなことを…』

「おいおい、ジジイってハクロウどののことか?」

「なんか、作戦でもあんのかよ?」

「いいっすか?まずはあらかじめミュウランさんの魔法で………」


はぁ…客人になにさせようとしてるんだか…


そしてゴブタは無謀にもハクロウに模擬戦を挑んだ。


「今日という今日はいやんと言わせてやるっすよ!覚悟はいいっすか!ジj…師匠!」

「その意気や良し。久々に、実践に則した稽古をつけてやろう。」


はぁ、ほんとゴブタって馬鹿だ。


「でははじめるとするかのう!」


ハクロウがゴブタに斬りかかる。が、


「…液状化」

「む。」

「かかった!今のうちに一斉に…」

ズバッ


あ、抜けた。

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pan ame(プロフ) - ギィ心配するっていうか、ギィのドs気質すこwwww (2022年2月9日 22時) (レス) @page38 id: fd9aef168d (このIDを非表示/違反報告)
ぬこ(プロフ) - ゆずこたつ 様、コメントありがとうございます。そ、そんな、神作だなんて…!こちらこそ、読んでいただけて幸せです!更新頑張りますね!! (2021年9月26日 0時) (レス) id: 408e3ef2ce (このIDを非表示/違反報告)
ゆずこたつ(プロフ) - ヒュッ、か…神作…!この作品に出会えてとても幸せです!更新頑張ってください! (2021年9月25日 22時) (レス) id: f9853265aa (このIDを非表示/違反報告)
シオン(プロフ) - ぬこさん» はーい待ってます (2021年9月25日 14時) (レス) id: 1c08a873e8 (このIDを非表示/違反報告)
ぬこ(プロフ) - シオンさん» 分かりました!あまり詳しくは言えないのですが、夢主とギィはワルプルギスにて再会する予定なので、もう少しお待ちください! (2021年9月25日 14時) (レス) id: 408e3ef2ce (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぬこ | 作成日時:2021年9月19日 19時

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