第112話 ページ19
「とはいえ、カイジンやガルムたちを手放すなど、断腸の思いであったわ。」
『ガルムのおかげで、防具類まで用意できたし、ドルドやミルドは建設関係で大いに役立ってくれている。』
「それに、カイジンが俺たちの手の届かない分野を取りまとめてくれているので、どうにかこうにか集団としてやっていけているんだ。」
「奴らも我が国で燻っておるよりは、自由にその腕を奮える環境に身を置く方が良かろうて。
ベスターはどうした。来ておらんのか。」
『いやぁ…誘ったんだけど…「成果を出すまでは王の前に出せる顔がない」って断られちゃって…』
「ふはは、ベスターらしいのう。やつもまた、その才を存分に発揮できる場を見つけた、ということか。
…で、リムル、Aよ。」
「『ん？』」
「改めて聞きたいことがある。」
『ああ。』
「俺たちもそのために来た。」
「あのカリュブディスを倒したという高出力の魔法兵器とは、一体どのようなものなのだ。
戦略級魔法もを凌ぐ前代未聞の威力だったそうだが…」
『あれはね…本当に魔王ミリムの力なんだよ…』
「魔王ミリム？」
「あの日もそんな冗談を言っておられましたが…」
「冗談じゃなくてねぇ…」
「申し訳ないが信じられません。あの少女が…
『まぁ、そうだろうね…』
「ふふふ、ホラにしては荒唐無稽すぎるな。良かろう。信じるぞリムル、Aよ。
良いな？ドルフ。」
「はい…しかし、いつの間にか最古の魔王と知り合いになるとは…お二方は本当に不思議な人だ。」
…なぜかシオンと悪魔が得意げなんだが…。
「お待たせしました。」
お、シュナがブランデーを持って入ってきた。
リムルがいつの間にやらリンゴで作っていたらしい。
シュナが全員分注いでくれる。
ガゼル王はグラスの出来に感心しつつ、楽しんでくれたようだ。
じゃあ私も…
『うん、美味しい！』
《告。耐毒抵抗…成功しました。》
成功しなくていいんだよ！それじゃあただのジュースじゃんか！
「リンゴで作った蒸留酒なんだ。」
『果実を輸入出来る目処がたったから、この先量産出来ると思う。』
「輸入とは、このドワルゴン以外にも貴様たちと国交を結ぼうという国が現れたのか。ブルムンド王国あたりか？」
「ああ、そこもだけど…」
『この果物は獣王k「ユーラザニアか！？」あ、ああ…「誇り高き獣王が、他国と取り引きを！？」そうだけど…』
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pan ame(プロフ) - ギィ心配するっていうか、ギィのドs気質すこwwww (2022年2月9日 22時) (
レス) @page38 id: fd9aef168d (このIDを非表示/違反報告)
ぬこ(プロフ) - ゆずこたつ 様、コメントありがとうございます。そ、そんな、神作だなんて…！こちらこそ、読んでいただけて幸せです！更新頑張りますね！！ (2021年9月26日 0時) (レス) id: 408e3ef2ce (このIDを非表示/違反報告)
ゆずこたつ(プロフ) - ﾋｭｯ、か…神作…！この作品に出会えてとても幸せです！更新頑張ってください！ (2021年9月25日 22時) (レス) id: f9853265aa (このIDを非表示/違反報告)
シオン(プロフ) - ぬこさん» はーい待ってます (2021年9月25日 14時) (レス) id: 1c08a873e8 (このIDを非表示/違反報告)
ぬこ(プロフ) - シオンさん» 分かりました！あまり詳しくは言えないのですが、夢主とギィはワルプルギスにて再会する予定なので、もう少しお待ちください！ (2021年9月25日 14時) (レス) id: 408e3ef2ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぬこ | 作成日時：2021年9月19日 19時
