【男主】君は特別【パラライ】

バトルまでの日常 ページ27

Opening Showが終わってから
1stバトルが始まるまでの間
アレンは作曲で
忙しそうなタイミングもあったけど
大学も基本的にはいつも通り登校して
毎週顔を合わせていた

「アレンおはよう〜」

ｱﾚﾝ「おはよ」

いつも通り隣の席に座ると
俺の手に着けたバングルに
文字が浮かぶ

『BAE・SUZAKU』

「ん、またリンクした」

ｱﾚﾝ「近くに居るだけで自然とリンクするんだな」

「そうだね〜？リンクしてるって事はこういう時も数値としてポイントベッドに反映されちゃってるんだろうか？」

ｱﾚﾝ「！！そんなの困る！！ちゃんとバトルで反応してもらわないと！！」

「そうだよね〜？わざわざHIPHOPのナンバーワンを決める戦いをやるよって言ってそのパフォーマンス以外で投票してちゃ意味無いもんね、さすがにそれはしてないか」

ｱﾚﾝ「なんとも言えないな」

「それで不思議なのがさ、個人とリンクしてるって出てることだよね？チーム事にポイントバトルしてるわけで……なんでBAEってだけじゃなくて明確にアレンという個人とリンクしてるって明記されるんだろう？この前夏準と一緒の講義だと48って出てたし」

ｱﾚﾝ「各個人とのリンクの仕方を見られてるって事か…？でもどうして…」

「考えてもわかんないやー、そもそも俺が重要人物にされたのもわかんないし、わかんない事ばっか！モチベって何〜？」

ｱﾚﾝ「まぁ理由はどうあれ、音夢がモチベになるっていうのは間違ってないな」

「えっ、そうなの？」

ｱﾚﾝ「だからこそ今までも観覧に誘ってたし」

「そうだったの！？俺って元からアレンのモチベだったの！？知らなかった〜！あはは、なんか嬉しいね」

ｱﾚﾝ「っ！」

俺が照れ笑いをするとアレンが目を見開く

「ん？どうしたの？」

ｱﾚﾝ「いやっ、別に…//」

ｱﾚﾝ(音夢の照れ笑いが可愛かったなんて本人に言えないよな…)

「そう？…あれ？なんかバングル光ってる」

ｱﾚﾝ「！！」

先程よりも光が強まったバングルに目を向けると
浮かび上がっていた文字の以外の部分がピンク色に光る

「なんだろう？BAEの色〜って事なのかな？」

ｱﾚﾝ「…そう、かもな…」

「あれ、もう消えた？なんだったんだろう？？相変わらずアレンとリンクしてるみたいだけど…アレンはなんかわかる？」

ｱﾚﾝ「いや…その、音夢が俺のモチベだって知ってそんなに喜ぶとは思わなくて、驚きはしたけど」

「あぁ！なるほどね！アレンの感情の動きを読み取ったのか！すご！」

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