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「ごめん、お待たせ!」

ス「全然いいよ!それじゃあワンちゃん、自慢のその鼻と耳でどこに行くべきか決めてくれる?」

「ちょっと待ってね〜?」

俺は窓から顔だけ出して音と匂いに意識を集中させる

「今の所は火薬の匂いはしないよ、けど向こうから悲鳴が聞こえた!あの感じだとひったくりかも!」

ス「オッケー!それじゃあ行こう!」

スパイディは俺の頭を撫でると飛び出していく
それに続いて俺もビルの屋根を駆けていく

俺達は前に話していた通り、試しにコンビで動いてみたら思いのほか上手く行った

俺が事件や人々の困り事を嗅ぎつけ、2人で向かい、必要であれば戦って、スパイディが悪い奴を拘束する

世間からはベストパートナーと言われてもてはやされた

スパイディが俺を事ある毎に撫でるから、俺もそれを気持ち良く受け入れているし、一部のファンの間じゃ俺達がラブラブなイラストやコミックが描かれているとかいないとか…

まぁそんな事はどうだっていいんだけど
つまり俺達は急激に仲良くなって行った

ーーー

「おばさん、お邪魔します」

メ「あらニックいらっしゃい!今日もご飯食べていくでしょ?丁度今日はニックの好きなシチューにしたから呼ぼうと思ってた所だったのよ!」

「わぁ!ありがとうございます!シチュー楽しみ!」

ピ「ご飯出来たら呼んで」

俺はもう何度かご飯もご馳走になっていて、メイおばさんには俺の好物から苦手なものまで把握されてる

ピ「ニックもすっかりうちの家族だよね」

ピーターの部屋につくとピーターは床に座りベッドに寄りかかる、そして俺はそのピーターの前に座りピーターに寄りかかり、ピーターは俺の腰に手を回してスマホをいじる

これが俺達の日常だ
パトロールは週に4回、それ以外の日はヒーローはお休みで、どちらかの家に入り浸ってる
この座り方も充電しながらスマホもいじれるし定着していた

「パーカー家の番犬だからね」

ピ「番犬って、まだ守られた事ないけど?」

「そりゃあ番犬はご主人に危険が及ぶまではただのワンコだからね?」

ピ「もう、都合いいんだから…あ、そうだワンコと言えばさ?」

「何?」

ピ「前にtwitterで『猫が撫でられて嬉しい場所』って言うのを見つけて、犬にもあるのかなって調べてみたんだ」

「へー?それで?」

ピ「そしたら予想通りワンコにも撫でられると嬉しい場所があるみたいでさ!」

「そうなんだ?」

ピ「それで思ったんだけど、ニックにもそういうのあるのかな?」

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零久(プロフ) - 蓮さん» コメントありがとうございます!そう言って頂けて嬉しいです!更新頑張ります…! (2018年12月5日 14時) (レス) id: efb02aa007 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 凄い面白いです!早く続きが読みたいです! (2018年12月5日 14時) (レス) id: 1aa604100b (このIDを非表示/違反報告)
零久(プロフ) - さん» わわわわわ!コメントありがとうございますっ!すみませんっhit数に対してなかなかコメントが付かなかったもので消してしまいましたっ><5は確か新キャラでしたよね!?ご回答ありがとうございます! (2018年11月27日 2時) (レス) id: efb02aa007 (このIDを非表示/違反報告)
- いつも楽しく読ませていただいてます!5の展開が個人的に好きです! (2018年11月26日 21時) (レス) id: a07b54dd9c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:零紅 | 作成日時:2018年11月22日 1時

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