370.苦手なもの ページ40
この日もいつもの様にジュレに来て、警察とジュレの皆と楽しく話していた
…ゃー…
「！？」
赤「ん？ハルキどうしたんだ？」
「今なんか聞こえなかった…？」
俺がそう言うと、皆は不思議そうに黙った
にゃー
「！！やっぱり！！」
2「本当だ！今猫の声が聞こえましたね！！」
青「店の中に猫だなんてそんなはずは…」
にゃー
3「向こうから聞こえないか？」
赤「あっちって外のゴミ捨て場じゃね？」
そう言って皆で外を見に行った
俺とノエルくん以外は。
黄「もう〜どっからこんな所にまで入って来ちゃったの〜？」
にゃう
「っ」
少しするとウミちゃんが子猫を抱き抱えて戻ってきて、その後ろに他のみんなも続いて戻ってきた
黄「みてみてハルキこの…」
X「ウミカちゃん、飲食店で動物がいるのは良くないから、お店からは出さないとね？」
ノエルくんは俺との間に割って入ってウミちゃんにそう告げた
赤「なんだよノエル、確かにそうだけど、ちょっとハルに見せようとしただけだろ？なぁ、ハル」
にゃー
「……」
1「…？ハルキ？どうした？」
にゃー
X「…っ、はぁ、あのね、ハルキくんは動物が苦手なんだ。ハルキくんは動物を前にすると固まっちゃうんだよ」
黄「えぇ！？そうだったの！？知らなくてゴメンね！すぐに…あっ！」
X「あぁ！！」
子猫はスルりとウミちゃんの腕から抜けると椅子などを登ってカウンターの上に のぼって俺の方まできた
「っっ」
俺は近くに来た子猫に怯えながらも動けずに居た
……ぺろっ
すると子猫は何を思ったのか俺の手を舐めた
全「「「「「「「！！！」」」」」」」
赤「だ、大丈夫かハル！？」
3「少し舐めただけだ！なんの問題も無いぞ！？」
「………………」
2「…い、意外と……大丈夫そう…？」
「……っ」
ぽろっ
全「「「「「「「！？」」」」」」」
俺の目から時間差で涙が零れた
X「魁利くんすぐに子猫をハルキくんから遠ざけて！？」
ノエルくんは俺の手を引いて立ち上がらせて
俺を抱きしめて指示を出す
赤「お、おうっ！！」
X「ハルキくん、落ち着いて？」
俺はノエルくんの腕の中で震えていた
3「ハルキがここまで動物が苦手だとは知らなかった…」
1「でも前に可愛いらしい動物の話とかもした事があったはず…」
X「ハルキくんは写真とかで見る動物は大丈夫だけど、実物だけがダメなんだよ」
「……っ、ごめ…っ」
全員が心の中でハルキを動物園にだけは誘わないと心に誓った日だった
TV放送終了に伴う今後について→←369.【番外編】幼児化短編��
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零久(プロフ) - とまとさん» 嬉しいです！ありがとうございます！そのお言葉を糧として完結頑張ります…！ (2019年2月13日 0時) (
レス) id: efb02aa007 (このIDを非表示/違反報告)
とまと - めちゃめちゃはまってます。はまってしまいました！最高です！ゆっくりでいいので完成を楽しみにしてます。 (2019年2月12日 23時) (レス) id: 28b0bda977 (このIDを非表示/違反報告)
零久(プロフ) - 黒龍さん» 嬉しいお言葉ありがとうございます！(泣)頑張ります！ (2019年2月11日 10時) (レス) id: efb02aa007 (このIDを非表示/違反報告)
黒龍(プロフ) - ルパパトは終わってしまいましたがこの小説はまだ終わっていないので楽しく完結を待っています！！頑張ってください！ (2019年2月11日 2時) (レス) id: 9f4f5ff9ef (このIDを非表示/違反報告)
零久(プロフ) - 來瑠魅ーくるみーさん» 7人のENDルートに関しまして、パスワードにしてあるのは現在制作中だからなので、ページを先に作っただけでまだ中身はありません、こちらの本編の完結のタイミングで全体公開にして、リンクで飛べるようにするつもりです！閲覧制限をしているわけでは無いのでご安心を！ (2019年2月8日 23時) (レス) id: efb02aa007 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：零紅 | 作成日時：2018年9月23日 3時
