322.↓(兄 ページ42
初めての水上アスレチックも満喫し拠点近くにケイちゃんと一緒に戻ってきた
1「お兄さん居ないな…確かずっとハルキがそれぞれと個別にまわっているのを見ていたんだろう?近くに居るはずだが…」
「うーん、ケイちゃんちょっと目瞑って?」
1「ん?あぁ…?」
フユキくんは自分がどこから俺達を見ていたのかバレるのを嫌がる。俺達の後を追う様にして見ていたのならここに先回りする事も出来ないし、普通に出てきたら隠れていた場所がわかってしまう。
「ん!フユキくーん、俺達目をつぶったよー?10秒数えるから数え終えたら目を開けるからねー?10…9
…8…7…ろっ!」
ちゅっ
兄「呼ばれて飛び出てふーくんだよ♡」
「ネタが古いよフユキくん」
ーーー
ケイちゃんと別れた俺達は浮き輪を持って普通のプールでぷかぷか泳ぎながら会話して楽しんだ
「でさ、そろそろ本題に入ってもいい?」
兄「えーもう?久々の二人きりなのにー!」
「あの7人、見てたんでしょ?どうだった?」
兄「…悔しかったよ、ハルちゃんにあんな顔させるなんてね。今までの相手にハルちゃんがあんな顔した事無かったのに…本当に、あの子達の事が好きになれたんだね…」
「さすが俺のお兄ちゃんだね、俺の事よくわかってる」
兄「…俺には絶対に出来ない顔だった…」
「え?」
兄「…俺さ、実はハルちゃんが初めて家に来た時からハルちゃんが好きなんだ…恋愛感情でね…俺がゲイなのもハルちゃんが影響だし、俺の世界はハルちゃんが中心で回ってた…でも、ハルちゃんの幸せを考えると俺はハルちゃんの兄で居るしか無いんだって分かってた」
「そっか…」
兄「あの子達とハルちゃんのやり取りを見てたら確信したよ、ハルちゃんがこの先あの中の誰を選んでも幸せになれる…だから、俺はハルちゃんを諦められる」
「フユキくん…」
兄「だからせめて、最後くらい兄としてじゃなくて、1人の男として…俺はハルちゃんがずっとずっと好きでした…!これを最後にハルちゃんへの恋愛感情はキッパリ捨てる!これからは下心の無いお兄ちゃんとして、改めてよろしく…!」
「気持ち、伝えてくれてありがとう。フユキくんの立場から真剣に俺に気持ちを伝えるのはすごく勇気が居るよね…その気持ちに俺は応えられないけど、すごく嬉しい。俺なんかを好きになってくれてありがとう、これからも大好きだよ、お兄ちゃん」
フユキくんの手を握りがらそう言うと、フユキくんは目に涙をためた
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零久(プロフ) - 宇佐美葉月さん» そ、それはなんと返したらいいのか…励ましのお言葉ありがとうございます…!更新頑張ります! (2018年9月9日 22時) (レス) id: efb02aa007 (このIDを非表示/違反報告)
宇佐美葉月 - 追記で、私の第2まで行った作品が変な事態になって最初からになってしまったので、零久さんはまだ大丈夫な方です。安心して更新してくださいね。 (2018年9月9日 19時) (レス) id: dc475b5687 (このIDを非表示/違反報告)
零久(プロフ) - 宇佐美葉月さん» あ!そうだったんですね!まだ見てなかったんですけど運がいいですw教えてくださってありがとうございます〜! (2018年9月9日 18時) (レス) id: efb02aa007 (このIDを非表示/違反報告)
宇佐美葉月 - あ、でも今週の放送は来週と繋がってるみたいだったので、焦らなくて大丈夫です。無理しないでくださいね。 (2018年9月9日 17時) (レス) id: dc475b5687 (このIDを非表示/違反報告)
零久(プロフ) - アオさん» ありがとうございます! (2018年9月9日 9時) (レス) id: efb02aa007 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:零紅 | 作成日時:2018年8月16日 22時