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第十五話 ページ16

扉の前に銀髪に着物を着ている男性


「社長」

「しゃ 社長!?」

「あれ?貴方は」

「知っているのかい?」

「先日『うずまき』で乱歩さんと福沢さんに会いました」

「………先日は乱歩が世話になった」

「いえいえ あの猫は元気ですか?」

「嗚呼 」

「………猫?」

「銀色の毛色をした猫だよ」

「!?」

「へぇ銀色の毛色をした猫って居るんですね」

「………話を戻して良いか?」

「あっどうぞ」


「そこの太宰めが『有能なる若者達が居る』と云うゆえ

その魂の真贋を試させて貰った」

「敦君を社員に推薦したのだけど如何せん君は区の災害指定猛獣だ

保護すべきか社内でも揉めてね

で 社長の一声でこうなった と」

「で社長……結果は?」

福沢さんは敦君と私を一瞥すると目を閉じ

「太宰に一任する」

と踵を返した

「「…………」」

「合格だってさ」

「つ つまり………?僕に斡旋する仕事っていうのは

此処の……?」

「武装探偵社へようこそ」

「うふ よろしくお願いしますわ」

「い 痛い そこ痛いってばナオミごめんごめんって!」

謎の手が……人形……?

「ぼ 僕達を試すためだけに……こんな大掛かりな仕掛けを?」

「ニコッ)この位で驚いてちゃ身が保たないよ?」

カサカサカサ

「いやいや!こんな無茶で物騒な職場僕 無理ですよ!」

「おや 君が無理と云うなら強制はできないね

となると君が住んでる社員寮引き払わないとあと寮と電話の払いもあるけど……

大丈夫?」

うっわっ……選択肢無くしてるじゃん……質悪いなぁ……"相変わらず"


「あっ私は無理だから」

「えええええええぇぇぇぇ!?」

「"無理だったら強制はできないね"って云ったの誰だっけ?」

「ぐっ!?」

「其れに私に此処は合わない(ボソッ」

「!……」

「って事でじゃっ!」

バタン

「あっ!しまった逃げられた!」

「本人が拒否してるんだ諦めろ」

「ちぇぇ彼女が居たら探偵社の主力になるのに」

「……確かにな」

「……僕も思います」

「彼女が敵対組織についたら厄介だねぇ……」

例えば___________"ポートマフィア"とか

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作者名:黒帽子 | 作成日時:2017年9月12日 19時

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