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ーA視点ー
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困惑と懐疑の念が漂い始めたこの場。みんな直接言葉には出さないが、姫ちゃんに向ける【嫌疑の眼差し】は口よりも何を言いたいかを物語っている。
？「…俺は姫が嘘ついたなんて信じられへん。
お前、本当に姫になんもしてへんのやろな」
『…何もしてないって言った所で、信じるの？』
？「絶対信じひん」
私は、口から出る言葉とは別に、頭の隅で深く考えずに魔法を放ったことを今更後悔していた。それほどまでに【魔法】という物は危険なのだ。
嗚呼。最悪だ。どうしようか。
このままだと間違いなく、アレが【生まれてしまう】
hm「ごめん、なさ、い、コネシマくん、ひめが、」
kn「…分かっとるで、姫は悪くないんよな」
hm「…ちが」
___「コネシマくん、なんで未だに姫ちゃんのこと庇うの？明らかに姫ちゃんの自作自演だよね？」
hm「っ、」
とうとう、我慢の限界だったのか、周囲の誰かが一つそんな言葉を溢した。途端に、決壊したダムの様に、姫ちゃんへの罵詈雑言がベラベラと飛び交い始める。
「私は前から嫌な子だなって思ってたんだよね」
「ちょっと可愛いからって調子乗って楽しかった？」
「ほんと、性格悪いよね」
耐えきれなくなった彼女が、【悲壮の感情】に任せて、ぐずぐずと涙を零し始めた時、階段の下から嫌な気配。肉がが焦げた様な独特な匂いと、鉄の匂い。
おそるおそる下を覗くと、ちらりと見えた【赤黒い影】。
『…っ！！』
嗚呼。本当に、最悪だ。
____________
「…ドラマの撮影、？」
「なんでうちの学校で？」
「そんな訳ないじゃん」
「っ、じゃあ…なんで、____人が燃えてるの、？」
▷初級レベル 討伐不可能
本来、赤か青かの【炎】の色を赤黒く変色させて、燃やす様に周囲の人間を取り込んでいくそれは、間違いなく【穢れ】から出来た【穢物】だった。
周りには、私以外魔法少女はいない。
終わりなんだ。今度こそ。
魔法少女に変身し、ステッキを構えて、最期まで戦い抜いた彼女のことを思い出しながら目を瞑る。
彼女の様に、死ぬのなら最期まで魔法少女らしくいたい。
『…約束、破ってごめんね』
喧騒の中、何故か落ち着いて【魔物】を観察している金髪なんて今は私の中でどうでもよかった。
やらなきゃ。
私にしか、出来ないことを。
『【
眩しすぎる光に目を細め、その全てに身を委ねた
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期待瀬名(プロフ) - ツナ缶さん» ！？文字化け気付いてくださった方がいらっしゃる…！！ひぇん嬉しいです〜！！ありがとうございます！ (10月1日 0時) (
レス) id: 65371bf8e6 (このIDを非表示/違反報告)
期待瀬名(プロフ) - おにぎりさん» 何度も噛み締めて読みました……ありがとうございます…！そう褒めて頂けると頑張った甲斐があります！！読んでくださった上に感想まで頂けて嬉し過ぎましたありがとうございます、！ (10月1日 0時) (レス) id: 65371bf8e6 (このIDを非表示/違反報告)
ツナ缶 - 文字化けを治すことができると聞いて試しにやってみたらすっごい鳥肌立ちました！ありがとうございます！ (9月29日 14時) (レス) @page2 id: 494df42b33 (このIDを非表示/違反報告)
おにぎり - コメント失礼します。こんなにも素敵な作品に巡り合わせてくれた貴方様に感謝を。ありがとうございます。とても面白かったです。続き、楽しみにしています (8月16日 8時) (レス) @page15 id: c6065bae9a (このIDを非表示/違反報告)
期待瀬名(プロフ) - まるさん» 頑張って綴ったのでめちゃくちゃ嬉しくて泣いちゃいました…！！ありがとうございます！頑張ります！！！ (6月24日 23時) (レス) id: 65371bf8e6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：気体瀬名 | 作成日時：2023年2月3日 1時
