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ーA視点ー
_____
『……心配し過ぎだって』
私の両隣には顔面の良い男が二人居て、先程から女子生徒からちらちらと嫉妬と羨望の眼差しを向けられていた。本当にやめてほしい。
そんな思いで一歩引いて二つの肩から抜け出そうとするも、腕を組まれ、手を繋がれ、制服のポケットの中にその手を入れられた
両手に花という言葉があるが、今のこの状況を更に詳しく言うのなら両手に【化け物】だ。
sha「…しんぱいにもなるやろ。さっきだって、」
『…過保護』
sha「Aにだけやで」
彼らを見るたびに顔を赤らめ、私を見るたびに憎しみを垂れ流す感情の忙しい周辺の女の子達には一度、
ドロドロと濁り切ったあの瞳と、私の腕に鬱血してくっきり残った【跡】を見てほしい。
きっと100年の恋も冷めるだろう
『…はぁ』
kn「…A様、周りの女ども、不快ですよね。待っててください、今、俺が消したります」
『違うから、やめて』
kn「…はい。わかりました。辞めます」
sha「…うわ、コイツ、おれよりやばない？」
____
tn「あれ、シッマやん。…なんでソイツと居るん」
？「…なんや、期待外れやわ。シッマと一緒に居るくらいやからどんな美人かと思ってたんに」
私を見るなり顔を歪めたのは、前に見た赤目の人
品定めするように上から下まで私をじっとりと見つめて、いきなり失礼なことを言い放ったのは、藍色の人
ut「鬱っていいますー」
『…どうも』
tn「…あんた、また姫虐めたんやって？なぁ、なんでシッマと一緒におんの」
『…知らないし、関係ないよね』
そんなことよりも良いのか
狂犬2人が凄い形相で、それこそ殺しそうな勢いで睨んでいるのにも気付いてない様だが
tn「シッマもなんか言ったらどうなん」
kn「…」
ut「シッマ？」
押し黙って喋ろうともしない彼に、喋っていいよ、と小さく告げると、彼はその形のいい薄い唇を漸く開いた
kn「…お前等A様に失礼やぞ」
ut「…いや、は？冗談キツイで」
kn「冗談？な訳ないやろ」
そう言ってのけた彼の目は笑ってはいなくて
冷たい声と瞳が自分に向けられていると気付いた、藍と赤の瞳は私への憎悪に染まっていった
tn「…A、やったっけ。シッマになにしてん」
ut「慎重に答えてや」
私はそんな彼等に【精一杯言葉を選んで事実を述べた】
『…………助けるって、約束した』
____つもりだった。
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期待瀬名(プロフ) - ツナ缶さん» ！？文字化け気付いてくださった方がいらっしゃる…！！ひぇん嬉しいです〜！！ありがとうございます！ (10月1日 0時) (
レス) id: 65371bf8e6 (このIDを非表示/違反報告)
期待瀬名(プロフ) - おにぎりさん» 何度も噛み締めて読みました……ありがとうございます…！そう褒めて頂けると頑張った甲斐があります！！読んでくださった上に感想まで頂けて嬉し過ぎましたありがとうございます、！ (10月1日 0時) (レス) id: 65371bf8e6 (このIDを非表示/違反報告)
ツナ缶 - 文字化けを治すことができると聞いて試しにやってみたらすっごい鳥肌立ちました！ありがとうございます！ (9月29日 14時) (レス) @page2 id: 494df42b33 (このIDを非表示/違反報告)
おにぎり - コメント失礼します。こんなにも素敵な作品に巡り合わせてくれた貴方様に感謝を。ありがとうございます。とても面白かったです。続き、楽しみにしています (8月16日 8時) (レス) @page15 id: c6065bae9a (このIDを非表示/違反報告)
期待瀬名(プロフ) - まるさん» 頑張って綴ったのでめちゃくちゃ嬉しくて泣いちゃいました…！！ありがとうございます！頑張ります！！！ (6月24日 23時) (レス) id: 65371bf8e6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：気体瀬名 | 作成日時：2023年2月3日 1時
