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ーA視点ー
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『…キミはずっと穢れで居なくて良い。私が全部、背負うから』
そんな言葉を言えば、まるで神に縋る様な、そんな表情を向けてきた。長い間不安だったのだろう。
私の所為で、と言葉を付け足すと、締め付けられたみたいに心が痛んだ。
kn「…ごめ、ごめんなさ、い。おれ。…あんな態度とって、ごめ、んなさい、、なんでもするから、やから見捨てんで、俺を、置いてかんとって」
『…いいよ。こうなったのも全部私の所為らしいし』
震えた声で言うと、彼の肩がビクリと跳ね上がるように揺れる。
私を見上げて黒くドロドロになった手を組み必死に置いていかないで、と呟く様子は、私の目には人間とさほど違いなく映った。
kn「…ぇ、」
いつも人間の怪我を治してあげていたみたいに私がそこに【
『…コネシマ、だっけ。私は見捨てないよ。絶対』
kn「…！」
濁った目は更に濁り出し、私の目を狂信的に見つめて離さない。私も彼の瞳から逃げようともせず見つめていた
_____
sha「A、！！すまん、おれ、……
…誰やねん、今すぐAから離れろや」
そんな状況の中、一泊遅れて此処に入ってきたシャオロンに、離れろ、と殺気の籠もった声で言われても、金髪は動揺することなく唯変わらず私を見つめている
kn「おれ、貴方の言うことしか、聞きたくないです」
sha「…っは？おまえ」
『じゃあ、離れて』
間髪入れずに命じたその言葉を、金髪は抵抗もせずにすんなりと受け入れて私から離れていった。……最も、言う通りにしたから褒めて、とばかりに此方を見つめ続ける濁った瞳は健在してる訳だが
sha「A、いつからこんなバケモン飼ってたん、？」
『ついさっき』
そう言うと何故か心底悔しそうに唇を噛んだ彼もまた、人間とさほど変わりなく見えて
『…私、この人を救うって約束しちゃった』
sha「は、？」
元はと言えば、シャオちゃん達が生まれたのは私の所為らしいし、と付け足すと、震えて消えてしまいそうな声が聞こえて目を見開く。
sha「…っ、やめろや。もう、自分をぎせいにすんのは、」
『…それは出来ない。
彼女達の為にも、キミらの為にも』
そう絞り出した私の声はなぜか震えていた
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期待瀬名(プロフ) - ツナ缶さん» ！？文字化け気付いてくださった方がいらっしゃる…！！ひぇん嬉しいです〜！！ありがとうございます！ (10月1日 0時) (
レス) id: 65371bf8e6 (このIDを非表示/違反報告)
期待瀬名(プロフ) - おにぎりさん» 何度も噛み締めて読みました……ありがとうございます…！そう褒めて頂けると頑張った甲斐があります！！読んでくださった上に感想まで頂けて嬉し過ぎましたありがとうございます、！ (10月1日 0時) (レス) id: 65371bf8e6 (このIDを非表示/違反報告)
ツナ缶 - 文字化けを治すことができると聞いて試しにやってみたらすっごい鳥肌立ちました！ありがとうございます！ (9月29日 14時) (レス) @page2 id: 494df42b33 (このIDを非表示/違反報告)
おにぎり - コメント失礼します。こんなにも素敵な作品に巡り合わせてくれた貴方様に感謝を。ありがとうございます。とても面白かったです。続き、楽しみにしています (8月16日 8時) (レス) @page15 id: c6065bae9a (このIDを非表示/違反報告)
期待瀬名(プロフ) - まるさん» 頑張って綴ったのでめちゃくちゃ嬉しくて泣いちゃいました…！！ありがとうございます！頑張ります！！！ (6月24日 23時) (レス) id: 65371bf8e6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：気体瀬名 | 作成日時：2023年2月3日 1時
