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ーA視点ー
『…バレてない？』
sha「みたいやな？ふつーに、挨拶されたし」
スラックスを履いて、髪の毛を纏めた彼は確かに容姿端麗だ。
『…』
少々不安だったが、本当に怖いくらい何事もなく、
気が付けばお昼の時間になっていた。
_____
sha「A〜。この体おかしいわ。
めっちゃお腹ぎゅるぎゅる言っとる」
『なんか食べよっか』
sha「…！おん！」
授業が終わると他の女の子からの熱い眼差しなんて無視して真っ先に私のところへ駆け寄ってきた彼。コレが成分的には【穢物】と同じもので作られているなんて考えられないなと見つめる。
sha「なんや？」
『いや、ほんとに穢れから出来てるのかなって』
sha「穢れだった時の記憶あるからそうやろ」
『…ごめんね』
sha「なんであやまるん？」
_____
人が多いところが好きじゃないから、という理由で屋上でお昼ご飯を食べていた。こんな所誰も来る筈がない。
何故なら本来此処は、【立ち入り禁止】の場所だから。
sha「んまいなぁこれ」
私があげた棒付きキャンディーを気に入ったのか、そばで座っている彼は何個か私のポケットからそれらを奪っていった。
？「A先輩、でしたよね？」
『…！』
突如として掛けられた声に驚いて見てみれば背の高い瓶底眼鏡の男がいつのまにか目の前に立っていた。その眼鏡の奥で鋭く光った探るような視線を、私は見逃さなかった
ci「初めまして！チーノと申します！」
『……なにか用？』
ci「いやぁ！A先輩、本当に笑顔が可愛らしいですね！ずっと前から仲良くしたいなぁ！と思ってまして！」
『キミの笑顔も素敵だと思うよ』
今のは【その胡散臭い表情辞めろや】と言っているらしい。【お前も辞めろ】の意味を込めて笑顔を崩さないようにそう返したが。
するとその意味が伝わったのか、胡散臭い笑顔か一つ剥がれる。続けて、ゾッとする様な冷たい笑顔に切り替えられた。
ci「ほんまなんすね。その反応。
まぁ粗方ショッピから聞いては居ましたけど。」
『ショッピ』
ci「…それは置いといて。
…その人、A先輩とどういう関係で？」
その視線の先には未だキャンディーを頬張っている黄色の瞳の彼が居て。
sha「…おれ？」
『…えっと』
どういう関係か、と聞かれれば分からない。
何か言葉を紡ごうとしたその唇に、柔らかい感覚。
sha「こういうかんけー、やで？」
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期待瀬名(プロフ) - ツナ缶さん» ！？文字化け気付いてくださった方がいらっしゃる…！！ひぇん嬉しいです〜！！ありがとうございます！ (10月1日 0時) (
レス) id: 65371bf8e6 (このIDを非表示/違反報告)
期待瀬名(プロフ) - おにぎりさん» 何度も噛み締めて読みました……ありがとうございます…！そう褒めて頂けると頑張った甲斐があります！！読んでくださった上に感想まで頂けて嬉し過ぎましたありがとうございます、！ (10月1日 0時) (レス) id: 65371bf8e6 (このIDを非表示/違反報告)
ツナ缶 - 文字化けを治すことができると聞いて試しにやってみたらすっごい鳥肌立ちました！ありがとうございます！ (9月29日 14時) (レス) @page2 id: 494df42b33 (このIDを非表示/違反報告)
おにぎり - コメント失礼します。こんなにも素敵な作品に巡り合わせてくれた貴方様に感謝を。ありがとうございます。とても面白かったです。続き、楽しみにしています (8月16日 8時) (レス) @page15 id: c6065bae9a (このIDを非表示/違反報告)
期待瀬名(プロフ) - まるさん» 頑張って綴ったのでめちゃくちゃ嬉しくて泣いちゃいました…！！ありがとうございます！頑張ります！！！ (6月24日 23時) (レス) id: 65371bf8e6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：気体瀬名 | 作成日時：2023年2月3日 1時
