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鶴房)「そういやさっき誰と電話してたんすか？」
『あー、先輩からのご飯のお誘い』
鶴房)「それにしてはめっちゃ気まずそうでしたけど」
『まあちょっとね』
鶴房)「嫌いなんすか？」
『なんでそう直球に言うかな』
鶴房)「苦手？」
『...得意じゃない』
鶴房)「苦手ってことっすね」
『悪い人ではないんだけど、ちょっとね』
鶴房)「行くんすか？」
『行くよ』
鶴房)「断ればよかったやん」
『5日分も候補日挙げられてたら断れないでしょ』
鶴房)「うわ...」
『はぁ』
鶴房)「Aさんってお酒どれくらい飲めるんすか？」
『あんまり』
鶴房)「じゃあ今度俺とも飲み行きましょ」
『話聞いてた？そんな飲めないんだって』
鶴房)「酔ったらどうなるんか気になる」
『やだよ』
鶴房)「いいじゃないっすか」
『いやです』
鶴房)「瑠姫くんとか純喜くんとは行くのに？」
『あの2人は別』
鶴房)「ひどない？」
"さっきの先輩と同じ扱いやん"と文句を言う汐恩くん
最近もお酒が原因で迷惑をかけてしまったので特別な時以外は飲まないと決めていた
ましてや年下と行って醜態を晒すような事があっては金輪際汐恩くんに合わせる顔がなくなる
『今禁酒中なの』
鶴房)「この前純喜くんと飲みに行ったって聞きましたけど」
『それ以来禁酒してるの』
鶴房)「屁理屈やん」
文句を言い続ける汐恩くんはいつも通りに戻っていてとりあえず一安心した
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作者名：りぃ汰 | 作成日時：2020年7月26日 11時
