初恋は白王子 Ⅲ (ページ23)

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ソファに私と純喜くん
床に與那城さんと川尻さんが座り、始まったのは某カートゲーム

『え、川尻さんはやっ！』

川尻)「ふふん！負けないよ～」

河野)「A！体ごと動くなって！」

川尻)「ちょっと純喜！あー！」

河野)「あかん！奨くんに抜かされた！」

與那城)「蓮ばっか見てるからだよー」

3人で大混戦している中それを颯爽と抜き去る與那城さん

私はと言うと最下位だ

河野)「Aに妨害されたんやけど！」

『してない！』

河野)「体ごと動かしすぎなんやって！」

『いいじゃん！ハンデ！』

次の試合が始まっても言い合っていると首にかかっていたタオルが頭に被さり、乱暴に髪を拭かれる

白岩)「風邪ひくって」

『そんな簡単にひかない』

白岩)「どの口が言ってるんだか」

『この口でーす』

ふざけて言えば頭にかぶさったタオルが視界を覆い前が見えなくなる

『ちょっと！』

白岩)「反抗的な態度良くないです」

『わかったわかった』

視界が戻り画面を見れば、安定に順位は最下位を示していた

『あー、瑠姫くんのせいで最下位』

白岩)「さっきからずっと最下位じゃん」

文句を言いながらカートを走らせると出てきたアイテムは雷を落とすやつ

心の中でガッツポーズをしてアイテムを使えばすぐに全員の断末魔が聞こえた

『やった！2位！』

河野)「あそこで雷はやばいて」

川尻)「危なかったー」

與那城)「完全にやられたわ」

各々わーぎゃー騒いでいると私と純喜くんの間に座ってくる瑠姫くん

河野)「なんでわざわざここ座るんやし！」

白岩)「ソファがいいんだよ」

河野)「せまっ」

白岩)「家主の特権」

そう言って純喜くんを床に座らせる

『瑠姫くんもやる？』

白岩)「んー、純喜貸して」

河野)「俺のかい！」

川尻)「おっ、今度は瑠姫相手か～」

與那城)「瑠姫意外と上手いんだよな」

『え、意外なんだけど』

白岩)「Aは最下位決定だよ」

『瑠姫くんには絶対負けない』

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