66話目 ページ44
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「ここかしらねぇ？」
「ここだろうな」
Aは机に向かって資料を整理していたところ、廊下の方から声がした
ここにいるのは自分と先程ここへきた夫婦のみであることから
彼らがいるのだろうと思いながら資料に目を通した
コンコンコンとノックがして、少し驚きながらも返事をすれば
先程の顔がドアから覗かせ、部屋に入ってきた
「お初にお目にかかります。オリバーと申します。こちらは、私の妻のオリビアです」
「初めましてオリバーさん、オリビアさん。エドワードからお話は聞いております。
いつも美味しい物をありがとう。どうぞお座りください」
入り口に立ってもらっているのは申し訳ないのでソファの方へと案内した
お待ちくださいと言い、紅茶を入れて彼らの前に出した
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「私は、A・ローワン・メイソンと申します。こちらにはほんの少しだけ滞在という形でロンドンから来ています」
本当は貴族の主人の部屋に入るなんて気が滅入るほど嫌であった
しかし、先程の執事の方とのやりとりを見た限りではダブリンのような横暴なやつではないと感じた
ソファに案内されて座り、彼女も目の前のソファに腰掛けた
そこに座る彼女は、まさに淑女
艶やかな髪に品の良い服、自分たちとの差がすでに出ていた。
「あの執事さんにここにいて良いと言われたのですが…本当に居てよろしいのでしょうか…？」
旦那のオリバーがここにきた理由を言った
「詳しい理由はまだ聞いておりませんが、彼が良いと言ったのなら良いです
お話ししたいことがたくさんありますし……」
貴族といえばなんでも託けてお金を奪っていく
今回の話もその類なのだろうか
「今は手が離せなくて…後日にでも」
少し申し訳なさそうな顔をした彼女に、礼だけ言い
自分達にあてがわれた部屋へと戻ってきた
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ライト(プロフ) - とても面白かったです。続きが読めることを楽しみにしております！ (2021年6月23日 6時) (
レス) id: 140b96eae2 (このIDを非表示/違反報告)
白。(プロフ) - 雪さん» ありがとうございます！ (2021年4月16日 0時) (レス) id: 3e8d096535 (このIDを非表示/違反報告)
雪 - 1も2もすごく面白いです (2021年4月11日 21時) (レス) id: 6e1ac54412 (このIDを非表示/違反報告)
白。(プロフ) - 鈴さん» 誤字です！ご指摘ありがとうございます！ (2021年4月7日 15時) (レス) id: 3e8d096535 (このIDを非表示/違反報告)
鈴(プロフ) - ところでタグの��憂鬱��のモリアーティになっているのは誤字でしょうか、、、？ (2021年4月7日 2時) (レス) id: df5b843723 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白。 | 作成日時：2021年3月27日 20時
