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5話目 ページ6

___________


 


「やっと、終わりましたよ」
 


Aさんは、先程のマントの時のみすぼらしい姿とは違い

 


彼女の華奢な体を添うような服で動きやすいように

スリットも左足の膝上くらいまであり
 

 
セクシーさを感じさせるが品がある
 



 


 
 
 
 
 

「迷惑かけてごめんなさい」

「大丈夫ですよ。

 
目が見えないなら早く言ってください。
 
こっちは服が着れるか見てるのハラハラしたんですから」




 
 


 

すっかり彼女達は仲良くなったらしいが、衝撃のカミングアウトがあった


 

「目が…見えないんですか?」
 


「……はい、活動停止したのもそれが原因で……」
 

 
 



 
 



石化の1日前、彼女は日本中に衝撃を与えた


 
 




 


 

モデルとしての階段を踏み、女優だの、歌手だの
 
他の道へも進出をしそうだと

 
密かに楽しみにしていたし世間もそう思っていた。




 




 
 
しかし、活動停止に雷を撃たれたかのような衝撃を


 
感じたことを今でも覚えている


 

 



 
彼女は微笑みながらこちらを見ているが

 
目は見えてない……ということは

 
彼女に僕の姿が見えない



 
 

彼女は綺麗な瞳をゆっくり目を閉じた。
 


服を持ってきてくれた女性は

 
仕事が残ってるからと言って戻っていった。

 
 
 
戻る際の急ぎようはどれだけの仕事を放って彼女の服を見繕ってくれたか分かる


 
 

「とりあえず、ここを案内します。雰囲気だけでも感じてください」

 

案内すると言っても彼女は目が見えない
 

雰囲気だけでも、分かってもらうことが良いと思いそう声をかけた。



 




 


 





普段の僕ならばこんなこと絶対しないだろう
 

暇があれば、広い場所へ行って菅槍の技の精度などを磨く。
 

 
 

「はい、えっと……氷月さん」


「氷月でいいですよ。深沢さん」


 



私のこと知ってるのねと言いながら









 
 

でも、と続けた
 
 

「だめ、私のこともちゃんと名前で呼んで?」


「分かりました。Aさん」




 
 
 

 
 




有無を言わさないような言葉遣い

 
 
名前で呼ぶと、にっこりと微笑む
 



 
 
 




 
 
 
 
 

彼女の眩しい笑顔には普段の自分が分からなくなった

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白。(プロフ) - ぶぶさん» ありがとうございます!氷月くん推しは少ないと思いますが、頑張ります! (2021年3月13日 0時) (レス) id: 3e8d096535 (このIDを非表示/違反報告)
ぶぶ(プロフ) - いつも更新楽しみにしております!!これからも頑張ってください!! 応援しております!! (2021年3月12日 21時) (レス) id: 20f56a86ac (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:白。 | 作成日時:2021年3月11日 3時

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