第31話 ページ37
一方その頃薬研は部屋で薬を調合していた。体調が優れない(違う)士(鯰尾)のためにである。すると部屋に長谷部が入ってきた。
へ「すまん薬研薬をくれないか?」
薬「どうした?旦那も体調が悪いのか?」
へ「違う。俺じゃない…ん?旦那もと言ったなお前も主のために薬を作っているのか?」
長谷部がそう尋ねる。
薬「ああ。なんか今日の大将は挙動不審だったというか別人のようだったな。」
へ「お前もそう感じるか?」
話し合っていると一期一振がやってきた。
一「薬研、鯰尾を見なかったかい?」
薬「いや見てねぇけど。どうかしたのか?」
一「それが今朝主殿の部屋に行ったきり戻っていないんだ。」
へ「待て。俺も今朝主に鯰尾がいないかと尋ねたらやや慌てていたな…。まさか…!」
一方その頃士に憑依したままの鯰尾は骨喰と共にケーキやプリンを食べながら寛いでいた。
士(鯰)「いや〜主さんの体って居心地がいいなぁ暖かいし。いっそのこと俺の物にしちゃおうかな…。」
鯰尾がそう言うと骨喰が目を見開いた。
士(鯰)「冗談だよ!冗談!でもずっといたいなぁ。」
そう言っていると勢いよく扉が開き加州、和泉守、堀川が怖い顔をしてやって来た。
清「あぁ〜るぅ〜じぃ〜薬研が呼んでいたよぉ〜なんかヤバそうな薬を持ってねぇ〜。」
士に憑依した鯰尾は怖くなって隠し通路へ逃げようとするが和泉守と堀川に阻止される。
和「いけねぇなぁ主ぃ。体調が悪いんだったら薬を飲まねぇとよぉ。」
堀「でもこんだけ沢山ケーキを食べているのはおかしいよね。」
二人に迫られた鯰尾は骨喰に助けを求める。
士(鯰)「兄弟!助けて!」
骨「モンブラン食べているから無理だ。」
士(鯰)「裏切り者〜!」
士(鯰尾)は加州達に連行された。そして薬研の部屋に放り込まれる。
薬「さぁ〜大将〜薬の時間だぜ。」
士(鯰)「や、やめろ〜!絶対飲まないからな!」
すると和泉守に口を無理矢理開けられその瞬間薬を飲まされる。
士(鯰)「ゔっ!苦ぁっ!」
その途端士の体から鯰尾が飛び出てきた。
鯰「うげっ!あ、あれ?出てきちゃった!」
一方の士はというと鯰尾が飛び出てきたと同時に倒れ和泉守に抱きかかえられていた。
一「鯰尾お話があります。^_^」
鯰尾は某橘さんのように叫んだ。
骨「すまない兄弟…。」
骨喰はマドレーヌを食べながらそう呟いた。
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作者名:トモッキー | 作成日時:2019年1月14日 14時