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第14話 ページ19
士が手当てをし終わった後、縁側で晩酌をしていると三日月がやって来た。
士「どうした三日月？アンタも呑むか？」
三「あぁ、もらおう。」
三日月は士の隣に座り盃に注がれた酒を一口呑んだ。
三「今日、政府に呼ばれ力試しとして変身したそうだな。加州がそう言っておったぞ。」
士は一瞬目を見開いた。
士「あぁ、変身した。だがあれは力試しと言う名の殺し合いだ。」
士がそう言うと三日月は手を止め士の方へ目を向けた。
三「死ぬなよ主。お主がいなければ俺達が人の姿になった意味がない。」
士は三日月の方へ向いた。
士「あぁ、安心しろ。俺はそう簡単には死なない。」
三日月ははっはっはっと笑い出した。
三「そうか主。ならば俺の目を見てくれ。」
士が三日月の目を見ると三日月の目が淡く光出した。
士「なっ、なんだ？」
三「はっはっはっ主よ。お主に俺の神気を少し分けたのさ。自分の目を見てみよ。」
士は手鏡で自分の目の中にある瞳を見てみると三日月が浮かんでいた。しばらくすると普通の瞳に戻った。
士「何のつもりだ。」
三「主に俺の力が使えるようにしたのさ。」
三日月は「邪魔したな。」と言い部屋に戻っていた。
士「アイツが一番ヤバいんじゃねーのか？」
士は三日月に対しても少し恐怖を感じた。
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作者名：トモッキー | 作成日時：2019年1月14日 14時
