第13話(若干BL表現入ります) ページ18
激しい剣撃の音が響く中、アナザーディケイド激情態はアナザーフォーゼの能力でガトリングモジュールを召喚し士にダメージを与え、通常のディケイドの姿に戻らせた。
獅子神「これでどうだ!」
アナザーディケイド激情態はディケイドブラストに似た光弾を再び放つのだが、士はカメンライド・電王のカードで通常形態のディケイド電王ソードフォームの姿になった。オーラアーマー展開時に光弾を弾き飛ばしたのである。
士「さあ、そろそろクライマックスだ。」
と言った途端、アナザーディケイド激情態の姿は桐生の姿に戻った。
獅子神「すまん!力試しであることを忘れてつい熱くなってしまった。いやぁ、流石ディケイドと言ったところか。」
士も変身を解いた。
士「ふん。そのアナザーウォッチをどこで手に入れたのかは知らんがディケイドの力はよく再現出来ている。見事だ。」
獅子神「では、次の案件があるので私はこれで。」
桐生は訓練室を後にした。その途端、士はガクッと膝をついた。
清「あ、主!」
加州達が士に駆け寄る。
士「すまん清光…肩貸してくれ…。」
堀「どこか痛みますか?」
士「いや、痛みは感じないがあの野郎がどこでディケイド激情態の力を手に入れたのかが気になるな。」
士はシルエット状態になったディケイド激情態のカードを見ていた。
その後、士達は本丸に帰還した。士が部屋で自身の手当てをしていると加州が入ってきた。
清「やっぱり怪我してるじゃん。どうして黙ってたの?」
士「別にお前達が知る必要はない。そう思っただけd…」
士がそう言おうとした瞬間、加州が士をベッドに押し倒していた。
清「主はさ、俺達が貴方を守ろうとしていることを分かってんの?」
士「分かっていr 清「いや、分かってない。」何?んぐっ!」
加州は手で士の口を押さえ顔を士の耳に近づける。
清「俺達はどんな手を使ってでも貴方を守る。例え貴方から戦う力を奪ってでも…。」
加州がそう言った途端、士の表情が曇った。加州は士の口を開放し拘束を解いた。
清「ごめん主。怪我してるのに押し倒しちゃって。」
士「いや、構わない。お前の思い大体分かった。」
加州は「無理はしないでね。」と言い、部屋を後にした。
士「アイツちょっと病んでんな。世に言うヤンデレか?」
士は加州に対して少し恐怖を感じていた。
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作者名:トモッキー | 作成日時:2019年1月14日 14時