もしもＪｒ.と、 (ページ31)

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佐野「んんっ…」

目を開けると、心配そうに僕をみてるA姉ちゃんと健にぃが目に入った。
近くにあった時計を見たら、もうお昼頃。ずっと寝ちゃってたんや、

A「晶哉、大丈夫？もう苦しくない？」

佐野「大丈夫、やけど…仕事やなかったん？」

A「健から連絡あって抜けてきた。ちょうど休憩の時間やったし。」

佐野「そっか…ごめんな、迷惑かけて、」

A「何も迷惑やないし、晶哉のこと心配やもん。」

佐野「ありがと、」

ほんまに心配そうな目で俺を見つめてくる。僕が病弱やからそんな顔させてしまうんよな…。もっと丈夫やったらいいのに、

佐野「もう体調戻ったしほんまに大丈夫やから、A姉ちゃんは仕事戻って？」

A「でも、晶哉心配やし…。」

佐野「心配ないから、な？」

A「ん〜、会社早退するっ！それで今日は家おるから。」

佐野「えぇ、休んでええの？」

A「大丈夫、今日はもう午前中にやること終わってるもん。」

佐野「わかった…、ごめんな。」

A「謝る必要無いやん。姉ちゃんが勝手に言ってるだけやし、」

佐野「ふふ、ありがとな。」

A「うんっ。」

小島「あ、俺も大学休んだから。」

A「大丈夫なん？単位やばいとか言ってたのに」

小島「へーきへーき、１回ぐらいな。」

A「心配やわぁ、」

結局家で3人でおることになって、リビングで家族団らん。

小島「晶哉〜、このゲーム一緒にやらへん？」

佐野「ん、ええよ。」

A「晶哉このお菓子美味しいで、食べる？」

佐野「食べる〜、んまっ」

A「やろ〜。」

佐野「うん」

小島「なぁ晶哉〜、」

佐野「何ー、もう抱きついてこんとって、」

A「あっ、ねーちゃんもする〜」

佐野「ちょっ、、重いねんも〜、」

楽しそうにしながら僕に抱きついてきて、身動き取れへんし、苦しいし、、
でもあったかいから好きやな。

佐野「A姉ちゃん、健にぃ、」

A「ん？」

小島「どうした？」

僕が名前を呼ぶと、顔をあげて僕の顔を見つめる2人。