もしもＪｒ.と、 (ページ4)

今日:2 hit、昨日:8 hit、合計:50,091 hit

佐藤龍我・恋人ページ4

SIDE:A

私には、最近付き合い始めた彼氏がいる。
名前は佐藤龍我。同級生で同い年なのに、子供っぽくて、可愛くて、すぐヤキモチ妬いちゃう。

佐藤「ねぇ、Aちゃんは僕のモノだよね？」

A「え(笑)？急にどうしたの？」

佐藤「いいから！答えて！」

休日に私の家でお家デートを楽しんでいた。ココアを飲みながらまったりしていると、いきなり真剣な顔で、問いかけてきた。面と向かって言われると、少し緊張してしまう。私は、マグカップを置いて、龍我くんの方に体を向ける。

A「そんなこと聞かなくても、私は龍我くんのモノだよ？」

佐藤「ほんとに？」

私の表情を伺うように、控えめに聞いてくるその顔は少し赤くなっていた。

A「ほんとに。なんでそんなこと聞いたの？」

佐藤「だって、Aちゃんが那須とばっかり話してるから。席だって、2人近いし。」

A「ふふっ(笑)、そんなこと？」

佐藤「ひどいっ！僕寂しかったのにっ！」

A「ごめんね、付き合ってるのにそんな想いさせて。」

佐藤「ほんとだよ、、」

A「でもね、那須くんとはただの友達だし、恋愛感情なんて、一っ切ないから。私が好きなのは、龍我くんだけだよ。」

さっきまで私を見ていた目が下を向いて、また顔が赤くなってる。

そして、急に顔を上げ、強い眼差しで私を見る。

佐藤「Aちゃん！」

A「なに？、、っ」

ふいに、龍我くんの顔が近づいて、キスをされる。初めてだった。
向こうも恥ずかしかったのだろう、唇が触れると、1秒足らずで顔が遠ざかる。
驚いた。龍我くんもこういうことするんだと。
でも、案の定顔は今まで以上に真っ赤だった。

佐藤「今はまだまだだけど、必ず、Aちゃんのこと、世界で1番幸せにするから！そして、キス、以上の、ことも、男らしくできるようにする！時間はかかるかもしれないけど、できるようになるまで、ずっと僕のそばにいて欲しい。ダメ？」

A「いいよ、ダメなわけないじゃんっ！」

いいに決まってる。私だって、龍我くんのこと幸せにしたいし、ずっと隣にいたい。こんな嬉しいこと言ってくれるから、大好きなんだよ。
とっても可愛くて、自慢の彼氏です。