祓本五条に愛されて【五条悟】

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朝から収録や打ち合わせにラジオを終わらせて伊地知を詰めながらどうにか時間を巻き念願の彼女が居るパーティ会場へ向かった五条




「「悟〜！！！」」
『キャアァー！！！！』



黄色い声援に笑顔で答えながら
会場内へと急いだ



遠目に見える人集りのあるブースには
一際輝く本日の主人公と言わんばかりの女神が見え胸が高鳴った


微笑みながら流暢な英語でインタビューに答えるAの姿に見惚れていると




「こんな所に随分珍しいお目見えね」
「冥さん」
「Aちゃん見るたびに綺麗になって、今や皆んなが虜ね。惜しいわ本当。」
「僕のハニーは流石だよ」
「あら、早く行かないと猛獣が居るわよ？ほら俳優の……禅院甚爾だったかしら？」
「！！！ッ、冥さんありがとう行ってくるよ」



Aの所に駆け寄ると、細い肩が少しよろけるのが見え腰をしっかりと支える。


照明が強く光で飛んでいるが、間近で見ると血色がなく顔色が悪い。しばらく見ないうちに心配な程痩せている。

良く知らんおっさんの言葉を適当に流し、Aの腕を引き、記者の声やシャッター音が止まない騒がしいフロアを後にした





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