祓本五条に愛されて【五条悟】

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「A様、お待ちしておりました。」
「こちらへご案内致します。」

スタッフにエスコートされ、会場内に進む





フォトブースにて撮影やアンバサダー就任についての
インタビューなどを終え、一息ついていたA。そこに



「園、ここに居たのか」と低くエッジの効いた声が響いた


「甚爾さん」
「本日の主役さんよ。もはやお前の就任式だな」
「ふふ、辞めて下さいよ。それよりいらしてたんですね。」
「ああついでに宣伝も掛けてだろう」
「映画公開楽しみです♪」





記者
『すみません、御二方こちらに目線を！』
「「こちらにもお願いします！！！！」」
『ご共演の公開映画について一言！！』
「園さん！！禅院さーん！こっちに目線をー」
「すみません〜こっちもお願いします〜！」




遠くから色んな要望が飛び交う中
あまりのフラッシュの眩しさに少し目を顰めると

甚爾さんの逆側から、キュッと腰を引き寄せられ
耳で囁かられる「A、大丈夫？」と目が眩む中で
見覚えのある白髪とサングラスが見えた。




視線や記者のフラッシュが更に増す中で
驚いたが、顔色を変えず真っ直ぐ前を見ていると


「嬢ちゃん、随分と厄介な犬飼ってんだな」
「なんだよおっさん」
「こんなやつ辞めとけ」
「あーハイハーイ、余計なお世話どうも」

さ、行こうか。A♡とご機嫌な悟に手を引かれ
騒がしいフロアを後にする





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