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雅「覚めた。けど、足りない。」
そう言って、そのまま、俺からキスをして。
こんな朝って良いよね！
マジで、Aは可愛いし、俺も最高に目覚めイイし！
もう、そのまま・・・
なんて思って、ワンピースの裾に手をやると、
ーバシッ
あ「コラ！まだ明るいからダメ！」
って；；；
俺、その気になっちゃったじゃん。
どーしてくれんの？
そのまま、Aは立ち上がって、
扉の所まで行くと振り返って、
あ「今しか時間ないんだから！早く来てね。」
そう言って出て行った。
顔を洗ってリビングへ行くと、
イキナリ、
ーパンッ
て、音がして、
雅「え？」
あ「Ｈappy birthday Masaki！！」
流暢な英語が聞こえてくる。
Aが、ニッコリ笑って、俺に、
あ「お誕生日おめでとう。ハイ。プレゼント。」
って言って、綺麗にラッピングされてる物を渡して来た。
雅「ありがと。開けていい？」
あ「どうぞ。」
ソファーに座って、包みを開けると、
雅「服？」
結構、普通・・・と思ってたけど、広げてみると、
黒のスウェット生地のサルエルパンツとセットアップになってるパーカーで、
コレ、俺が好きなブランドのヤツじゃん！
あ「コレなら、ダンス用でも部屋着でも両方イケるでしょ？」
ホント、センス良いんだよね。
チャンと俺のツボ押さえてるって言うかさ、無駄な物がないんだもん。
雅「じゃ、これ着て、チャンと覚える様に頑張る！」
あ「間違えない様にね！」
ねぇ、A、知ってる？
隣でさ、ニコニコしてるAを見てるとさ、去年まで、1人だった誕生日の朝が、今年はAがいてくれるってだけで、嬉しくて。
もちろん、服も嬉しかったけど、
俺にとっての1番の誕生日プレゼントは、Aが、隣で笑ってくれてる事なんだよ？
笑ってるAをギューとして、
雅「マジでありがと。」
Aが傍にいてくれる事にありがとって意味も込める。
あ「まー君、生まれてきてくれて、ありがと。」
Aが、ギューっと抱きしめ返してくる。
あぁ、俺、マジで生まれてきて良かった。
母さん、ありがとうだよね。
後ね、もう一つ。
雅「A、生きていてくれて、あとがと。」
2人でフフっと笑う。
あ「まー君、大好き」
はぁ、仕事、行きたくねー！
なんて、本気で思ったんだ。
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作者名：菜菜
| 作成日時：2016年11月7日 4時
